室温を下げずに換気はできる? 解説に「やってみる」「コレなら寒くない」
冬の寒い時期、「換気はしたいけれど室内の暖かい空気は逃がしたくない…」と悩んだ経験はありませんか。
インフルエンザや風邪の予防だけではなく、アレルギー対策のためにも換気は重要です。換気するたびに寒さに震えないためには、どうすればよいのでしょうか。
環境美化用品の製造販売元として知られる株式会社テラモト(以下、テラモト)の公式サイトから、換気のコツを紹介します。
冬におすすめの『二段階換気』とは?
テラモトが公式サイトでおすすめしているのは、『二段階換気』と呼ばれる方法。部屋の中の暖かい空気を逃がしにくい換気方法のため、寒い時期の換気にピッタリです。
急激な気温変化による身体への負担も最小限にできるため、子育て世帯にもおすすめの方法です。
二段階換気のやり方は、以下を参考にしてみてください。
まず人のいない部屋や廊下の窓・玄関などを開け、いったん外気をいれます。
しばらくたってから、人がいる室内の空気と入れ替えることで、冷たい外気に直接さらされることなく換気できます。
テラモト ーより引用
エアコンで温まっているリビングの窓をいきなり開ければ、冷たい外気が直接入り込んできます。当然、室内の温度も一気に下降するでしょう。元の暖かい状態に戻るまでには、時間もかかってしまいます。
二段階換気は、人がいない空間に外気を取り入れ、なじませてからリビングの空気と入れ替える方法です。外気が直接侵入するよりも、気温低下は緩やかになります。玄関や廊下がほんのり暖かくなるのも、嬉しいポイントです。
換気のタイミングの見極め方は?
※写真はイメージ
換気の重要性を理解してはいても、室内の温度が下がるのがいやで、頻度が落ちてしまうケースは決して少なくありません。
とはいえ、昨今の住宅は機密性が上がっており、換気量が低下しがちです。感染症はもちろんシックハウス症候群を予防するためにも、換気は定期的に行いましょう。
「いつどのタイミングで換気すればよいのか分からない…」と悩む人も多いですが、テラモト公式サイトでは室内の二酸化炭素濃度から判断できると伝えています。
それによると、室内の二酸化炭素濃度が1000ppmを越えると換気不足といえるのだそう。
二酸化炭素濃度を計測するモニターは、数千円で購入できるものも少なくありません。温度計や湿度計と一緒になっているものを選べば、室内の空気の状況をひと目で把握できるでしょう。換気の効果も瞬時に把握できて、おすすめですよ。
冬の換気について、頭を悩ませる人は少なくありません。フレッシュな空気を取り入れることは、気分転換にも効果が期待できるはず。テラモトが紹介する二段階換気で、ストレスを感じにくい換気を実践してみてください。
[文・構成/grape編集部]
出典 テラモト