給水前ならセーフ! パナソニックの助言が「ためになる」
洗濯機は家庭で大活躍する家電です。洗濯をする時には、衣類を洗濯槽に入れて、次に洗剤を準備しますよね。
ですが、誰しも一度は「洗濯機に洗剤を入れ忘れた…」という経験があるのではないでしょうか。
洗剤を入れるのを忘れて、後から投入しても間に合うのでしょうか。総合家電メーカーである、パナソニック株式会社(以下、パナソニック)に聞いてみました。
洗剤は給水と同時に衣類に振りかけられる!
まず、パナソニックに、洗濯機の基本的な使い方を確認しました。
『スゴ落ち泡洗浄』が特徴の当社の洗濯機の場合は、給水と同時に手動洗剤ケースを水が通過し、水圧で洗剤をしっかり溶かして泡立てた上で、槽内の衣類へ泡水を振りかけ、泡を衣類全体にすばやく浸透させて洗濯しています(インバーター洗いのみ)。
そのため、『スゴ落ち泡洗浄』の効果を最大限発揮させるためには、給水が始まる前に、洗剤を入れていただくことをおすすめしております(洗剤自動投入機能が搭載されていない機種)。
つまり、パナソニックの『スゴ落ち泡洗浄』機能を搭載した洗濯機の場合、運転ボタンを押す前に洗剤を投入しておく必要があります。
運転後に洗剤を洗濯槽に入れると…?
では、運転ボタンを押した後に「しまった!洗剤を入れ忘れた」と気付いた場合、運転が始まってから洗剤を入れても、もう遅いのでしょうか。
パナソニックに聞いたところ、このような回答がありました。
運転が始まっていても、給水が始まる前であれば問題ありませんが、給水が始まった後の場合は洗剤が溶け残るなど、洗剤の本来の効果を発揮することができません。
パナソニックの『スゴ落ち泡洗浄』機能を持った洗濯機は、給水時に洗剤を溶かして泡立て、それを衣類に振りかけて汚れがよく落ちるようにしているとのこと。
そのため、洗濯機の機能をフルに活用したいなら、運転ボタンを押して給水が始まる前に洗剤を入れてください。
給水が始まった後に洗剤を入れると、洗剤の機能が十分に発揮できない可能性があり、きれいに汚れが落ちないかもしれません。
洗濯機の運転ボタンを押す前に、洗剤を入れることを忘れないようにしましょう。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
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