大混雑店内は猫ロボも機能しない!?すかいらーくグループ「年末半額セール」にスタッフが嘆息
すかいらーくホールディングスが運営する「ガスト」「バーミヤン」「ジョナサン」「夢庵」の4ブランドが、12月9日より「すかいらーくグループ4ブランド年末大感謝セール半額クーポンキャンペーン」を開催する。
同キャンペーンは全国1942店で開催され、累計約2億食突破したガストの大人気メニュー「チーズINハンバーグ」など対象23品が全て半額になる。クーポンは公式アプリからゲットすることができるが、テイクアウトや宅配は対象外になる。
例えば、「チーズINハンバーグ」は、通常価格750円(税込み、以下同)が375円に。アサヒスーパードライ(ジョッキ)540円が270円になる(店舗によって価格は異なる)。バーミヤンでは「本格焼餃子」が164円になるので、ビールのお供に最適だろう。
まさに大型のキャンペーンだが、一方で店員やアルバイトはすでに戦々恐々としているといい、SNS上では《いよいよ地獄の1カ月が始まる》《それでなくとも年末は忙しいのに…》などといった声が聞こえてくる。その理由について、チェーンストア研究家が語る。
「半額クーポンは客にとってはお得なサービスなのですが、中で働く人たちにとっては鬼門でもあるのです。店内は普段店に来たことのない客層であふれ、厨房はパンク寸前になります。頼みの綱の『猫ロボ』は動きが遅いため、混雑した店内ではむしろ邪魔者。その他、個別会計を要求してくる団体客や、店員を呼ぶ客が増えるなど、まさにカオス状態なのです」
ガストではキッズメニューも半額になるため、小さい子ども連れのファミリーが大挙して店を訪れることも予想される。スタッフの超多忙ぶりは察するにあまりあるが、「日ごろのご愛顧に感謝」というセールの目的に免じて頑張ってもらいたいものだ。
(ケン高田)