「一口ちょうだい」と自分の料理をねだられることを、不快に思う人もいる。群馬県在住の60代女性もその一人で、

「一口ちょうだいっていう人、会話は上の空で、人の皿ばかり見てる。食べてる気がしなかった」

といい、「一口ちょうだい」が許せないと語っている。（文：湊真智人）

飲み物まで「一口いい？」とねだる人も

更に驚くのは、この知人と再び食事をしたとき、「自分の食べたいものを推してくる」ようになったことだ。支払いは別だったため、女性が自身の好きなものを注文しようとすると、

「他の人と来た時に頼め」

と言われたそうだ。ここまで傲慢になられては、怒りよりも呆れてしまいそうだ。その後は

「最初に取り皿を持ってきて、少し分けて交換しようとなった。最終的に面倒くさくなって、（食事を）断るようになった」

という。好きなものを頼めない上に初めから分け合う前提にされたら、確かにうっとうしい。

しかし、これに輪をかけてドン引き行動をする人がいたという。女性が「会社で立食式の食事会」に参加したときのこと。こんな同僚に遭遇した。

「フォークだけ持って『一口ちょうだい』とぐるぐる回っている人」

飲み物を取りに行くために一時的に置いてあった皿に対しても、「これ誰の？食べていいよね？」とつついていたという。恐らくコロナ禍前のことだろう。それにしても、あまりの行儀の悪さに女性は声を掛けたそうだ。

「沢山あるから取ってくれば？と言ったら、『面倒だし、この方が効率いい』と自称出来る女が言ってた。飲み物も、『それ何？おいしそう！！一口いい？』と廻ってました」

全く悪びれる様子はなく周囲にねだりまくっており、本当に「出来る女」がする事とは思えない。

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