身に着けていたジュエリーを客に渡して盗まれた女性店員「催眠術をかけられた」(マレーシア)

マレーシアのパハン州クアンタンにある化粧品店の女性店員(18)が、「自分が身に着けていたジュエリーをいつの間にか客に渡して盗まれた」と警察に被害届を出していることが明らかになった。この女性店員は、ブレスレット、ネックレス、指輪などで4000リンギット(約13万9000円)相当の被害に遭った。

クアンタン地区警察の発表によると、現地時間14日午後4時頃、容疑者と見られる女が化粧品店の女性店員に近づき、店内の化粧品について尋ねた。その後、容疑者が世間話を始めると、女性店員は無意識のうちにジュエリーを手渡してしまった。

犯行の様子は店内に設置された監視カメラが記録しており、女性店員が自らネックレスを外して容疑者に手渡す様子がはっきりと映っていた。女性店員は、この容疑者とは過去に一度も会ったことがないと明言し、「催眠術をかけられた」と主張している。

また監視カメラの映像から、この容疑者がシティ・ロハニ・アフマド(Siti Rohani Ahmad、42)であることが特定された。クアンタン地区警察のワン・モハンマド・ザハリ署長(Wan Mohd Zahari)は声明で、「被害者を騙して宝石を手放させたと見られる容疑者を積極的に追跡している」と述べた。

なお、マレーシアのニュースメディア『WORLD OF BUZZ』では、2019年11月27日にも当時63歳の女性が催眠術による詐欺に遭ったと報じており、容疑者としてシティ・ロハニ・アフマドが浮上していた。シティは2016年から同様の手口で詐欺や窃盗を繰り返しているが、依然として容疑者の逮捕には至っていない。

画像は『#UpdateInfo X「Kes pukau dekat kedai kosmetik jaya gading..」』『WORLD OF BUZZ 「WATCH: M’sian Shop Worker Allegedly Hypnotised into Handing Over Her Jewellery Worth RM4k to a Customer」(Source: Facebook | Kuantan District Police)』より

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

2024/11/24 17:55

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