ブライトンの三笘薫がボーンマス戦で今季2点目! 開幕戦以来のゴールで勝利に貢献
プレミアリーグ第12節が23日に行われ、ブライトンは敵地でボーンマスと対戦した。
前節終了時点で5勝4分2敗という成績を残し、勝ち点「19」を積み上げて上位争いに身を置くブライトンが、11月のインターナショナルマッチウィーク明けの初陣に臨む。対戦相手はここまで4勝3分4敗で勝ち点「15」を獲得しているボーンマス。『バイタリティー・スタジアム』で開催される一戦に、ブライトンに所属する三笘薫は、プレミアリーグで4試合連続のスターティングメンバーに名を連ねた。
試合の均衡は立ち上がりの4分に破れる。ブライトンはダニー・ウェルベックのポストプレーから、ジョアン・ペドロ、ジョルジニオ・リュテールが絡んで細かくボールを繋ぐと、ボックス手前左寄りの位置からリュテールが豪快にミドルシュート。グラウンダーの一撃はGKケパ・アリサバラガに弾き出されたものの、こぼれ球をJ・ペドロが押し込み、ブライトンが幸先良く先手を取った。
その後の時間はボーンマスがより多くのチャンスを作り、アントワーヌ・セメニョやジャスティン・クライファートらがゴールに迫ったが、仕留め切ることはできない。前半はこのままブライトンの1点リードで終了。後半に入ると、ブライトンはまたも開始直後の時間、今度は日本代表ウインガーが大仕事をやってのける。
49分、敵陣でボールを奪い返したヤシン・アヤリが右サイドへ繋ぐと、リュテールがドリブルで中央へ持ち運ぶ。ウェルベックとのパス交換で前を向いたJ・ペドロが、ボックス手前中央の位置からスルーパスを通すと、反応したのは三笘。見事な抜け出しで最終ライン裏へ飛び出すと、GKケパとの1対1を冷静に制した。ブライトンがリードを広げることに成功。三笘個人としては、8月17日に行われた開幕戦のエヴァートン戦(○3-0)以来、今季2点目を記録した。
三笘のゴールによりブライトンはリードを広げたが、59分にはアクシデントが発生。中央からドリブルでボールを運んだケルケズ・ミロシュを、カルロス・バレバが足をひっかけて倒してしまい、この日2枚目のイエローカードが提示される。バレバは退場処分を受け、ブライトンは1人少ないなかでの戦いを強いられた。
数的優位となったボーンマスはその後の時間で流れを引き寄せたが、なかなか反撃の狼煙を上げる1点を返すことはできない。それでも、後半アディショナルタイムにはエネス・ウナルのポストプレーから、ボックス右のスペースでパスを受けたデイヴィッド・ブルックスが左足でシュートを叩き込み、1点差に詰め寄る。直後にはクリアボールを拾ったセメニョがダイレクトで狙い澄ましたシュートを放ったが、ここは無常にもクロスバーに嫌われた。
試合はこのままタイムアップ。この結果、ブライトンがプレミアリーグで今季3度目の連勝を飾った。一方で、ボーンマスはこれで今季2度目の連敗。三笘はフル出場を果たし、勝利に貢献した。
次節、ブライトンは29日にホームで菅原由勢が所属するサウサンプトンと、ボーンマスは30日に敵地でウルヴァーハンプトンと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ボーンマス 1-2 ブライトン
【得点者】
0-1 4分 ジョアン・ペドロ(ブライトン)
0-2 49分 三笘薫(ブライトン)
1-2 90+3分 デイヴィッド・ブルックス(ボーンマス)