パンを冷凍時、何で包むといい? 企業の回答に目からウロコ
キッチンにアルミホイルを常備している家庭は多いでしょう。
オーブン料理やグリル料理の際には、食材をアルミホイルで包むといいですよね。
アルミホイルを使うと熱が均等に伝わり、食材の風味を閉じ込めてうまく焼き上げることができます。
実はこのアルミホイル、料理だけではなく、パンの冷凍保存にもピッタリなのです。
アルミホイルでパンを冷凍保存してみた
『サンホイル』でおなじみの、東洋アルミエコープロダクツ株式会社(以下、東洋アルミエコープロダクツ)によると「アルミホイルは急冷効果や防湿性、保香性に優れているので、風味を守りたいパンなどの冷凍保存に向いている」とのこと。
続けて、パンの冷凍保存についてこのようなアドバイスがありました。
高級食パンが流行っており、1斤食べきれない時などに、アルミホイルで冷凍保存すれば、風味を損なわず保存できます。
焼く時もアルミホイルに包んで解凍しながら行い、仕上げはアルミホイルをとって焼くのがおすすめです。
画像提供:東洋アルミエコープロダクツ株式会社
実際に筆者がアルミホイルとラップを使ってパンの冷凍保存を行い、比較してみました。使ったのは『コストコ』で人気のディナーロールです。
まず、アルミホイルで冷凍保存を行う時は、少し大きめに包むのがポイント。温め直しの時にも使います。
次にアルミホイルとラップで包んで、それぞれ冷凍保存します。
冷凍したパンを取り出した状態がこちら。左のアルミホイルで包んだほうは霜が付いていません。
ラップで包んだほうは電子レンジで加熱し、アルミホイルで包んだほうはオーブントースターを用います。
東洋アルミエコープロダクツによると、「オーブントースターで加熱する時は、外側だけが早く焼けることを防ぐために、パンをアルミホイルでコの字に包んで焼くのがおすすめ」とのこと。
そのため、冷凍する時には大きめにアルミホイルをカットして包むのがよいのです。
加熱後を比較してみると、左のアルミホイルで保存したパンは見た目も冷凍前とほとんど変わらず、サクふわ食感が生きていました。
一方、右のラップで保存したパンは、上部が霜の水分でふやけており、ややべっとり感が残って、冷凍庫内の匂いうつりもあるように感じました。
東洋アルミエコープロダクツによると、「アルミホイルは保香性に優れているので、パンだけではなく、シソの葉やショウガの冷蔵保存にも適しています」とのことでした。
パンを冷凍保存する時にはぜひ、東洋アルミホイルエコープロダクツのアドバイスを参考にしてみてください。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]
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