冬に浴室の窓は開ける?開けない? 企業の回答に「反省」「逆やってた」
入浴後、浴室を乾燥させるために換気扇を回すことは大切です。
浴室の換気扇を使う時に、窓やドアは開けていますか。それとも、閉めているでしょうか。
特に寒い時期は「開けたほうが早く換気できそう?」「でも開けていると家全体が寒くなりそう…」と悩んでしまいます。
効率よく換気するための窓とドアの扱い方を見てみましょう。
冬は冷気で結露が起こりカビの温床に
※写真はイメージ
浴室の窓に関する疑問について解説しているのは、人と環境に優しい家づくりを目指している『大東住宅株式会社』(以下、大東住宅)の公式サイトです。
冬に浴室の窓を開けると以下のようなリスクがあるといいます。
◆浴室は元々湿気の多い場所ですが、そこに冷気が入ってくるとたちまち壁で結露し、乾燥どころか壁が結露した状態でカビの温床となります。
大東住宅 ーより引用
浴室はカビが発生する条件がそろっているため、すぐに繁殖してしまいます。カビの発生を抑えるためには、次の方法で浴室を十分乾燥させましょう。
浴室の窓は閉める
浴室に窓が設置されている場合、窓を開けたほうが空気の入れ替えができそうですが、窓を開けた場合、空気が循環されるのは窓周辺のみです。
これでは、季節に関わらず浴室の壁や床の湿気は取り除けず、カビの発生につながります。
換気扇を回して効率よく換気するには、窓を閉めておくのが正しい方法です。
浴室のドアも閉める
換気扇を回している時に浴室のドアを開けていると、浴室内に溜まった湿気が脱衣所に流れ込んでしまい、カビの原因になります。換気扇を回している時は、浴室のドアも閉めておきましょう。
また、浴室のドアの下には『ガラリ』と呼ばれる換気口が取り付けられています。そこを開けておくと、外気を取り込んで対流を起こし、浴室の空気を循環させられます。ガラリが付いていない場合は、ドアを5㎝程度開けて空気を循環させましょう。
浴室の窓を開けたほうが新鮮な空気が入って換気できそうに思えますが、実は換気効率が悪くなりカビ予防には逆効果だと分かりました。
効率よく換気するためには、浴室の窓やドアは閉めて換気扇を回し続けるのが正しい方法です。浴室を清潔に保つためにも、ぜひ参考にしてみてください。
[文・構成/grape編集部]
出典 大東住宅