水を使ってしまうと… つけ置き洗いの注意点に「意識します」「気を付ける」
頑固な汚れを落とす時に効果的な『つけ置き洗い』。
水の温度やつけ置きする時間など、正しいやり方を知らない人も意外といるのではないでしょうか。
『泥スッキリ本舗』(sukkiri_sentaku_kaji)の公式Instagramでは、つけ置き洗いの疑問についてQ&A形式で解説しています。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
つけ置き洗いのよくある疑問を解決!
つけ置き洗いの効果を得るためには、正しい方法でおこなうことが大切です。使用する水の温度やつけ置きできる衣類の種類、つけ置きする時間などを把握しておきましょう。
水でつけ置き洗いをしてはいけないのか
水を使ってはいけないわけではありませんが、粉末洗剤を使用する場合、水温が低いと洗濯後に洗剤が溶け残ってしまう可能性があります。
また、水よりもお湯のほうが皮脂汚れを分解しやすく、洗剤に含まれる酵素の働きが高まるそうです。
効果をもっとも発揮するといわれている、40〜42℃のお湯を使ってつけ置きしてみましょう。
お湯の温度は高いほうがいいのか
油汚れは熱湯のほうが落ちやすいといわれますが、タンパク汚れが固まったり生地の傷みや色落ちの原因になったりするため、熱すぎるお湯はおすすめできません。
衣類の洗濯表示に記載されている温度を確認しましょう。
白以外の衣類もつけ置きできるのか
ほとんどのつけ置き洗剤は、白以外の衣類にも使えます。ただし、色の濃い衣類をつけ置きする場合は染色状態が分からないため、色落ちしないようあらかじめ目立たない部分で確認してください。
なお色落ちチェックは以下の手順でおこないます。
1.濃いめに溶かした洗剤液を作る。
2.洗剤液を白い布に付けて、衣類の裏側や裾など目立たないところを軽くトントンと叩く。
白い布に色が移っていた場合は色移りする可能性があるため、ほかの衣類と一緒に洗わないようにしましょう。
ワッペンや刺繍、ゼッケンが付いていても大丈夫か
はがれたり色落ちしたりしやすいため、洗剤液の温度やつけ置きする時間は慎重に調整してください。
最長でどれくらいつけ置きしてもいいのか
洗剤液がそれほど汚れておらず、汚れがあまり落ちていない場合は、1~2日程度つけ置きすることをすすめています。
ただし、生地によっては長時間つけ置きすると傷むことも。デリケートな衣類の場合は長時間のつけ置きを避けましょう。あわせて洗濯表示の注意書きもしっかり確認してください。
つけ置きの水は汚れても大丈夫なのか
水が汚れていることは、繊維の中の汚れが外に溶け出した証拠です。衣類の汚れがしっかり落ちているか確認しましょう。
汚れがまだ残っている場合は、再びつけ置き洗いすることをおすすめします。
つけ置きで使った洗剤液は洗濯に使えるのか
つけ置きで使った洗剤液があまり汚れていなければ、そのまま通常の洗濯に使ってもかまいません。
ただし、洗濯液の底に泥や砂が溜まっている場合は、そのまま洗濯機に入れないようにしてください。
コツを押さえて正しくつけ置きを!
汚れを効果的に落とせるつけ置き洗いも、正しい方法でやらなければ衣類が傷んだり汚れが逆戻りしたりする可能性があります。
水温や時間などを守り、お気に入りの衣類がダメージを受けないようつけ置きしてくださいね。
[文・構成/grape編集部]