歴代の棋士たちに愛された勝負飯二品をめぐり今思うこと
将棋対局中のランチタイム、歴代の棋士たちに愛された『レストラン イレブン』。大阪・福島にあった関西将棋会館が高槻に移転した今もなお、多くの将棋ファンが訪れてはそれぞれ推し棋士の勝負飯に舌堤を打つ。
看板メニューは豚肉洋風天ぷら「珍豚美人」(ちんとんしゃん)単品1200円だが、金曜のランチでは、ご飯とみそ汁が付いて950円。また、バターライスも二分する人気で、スープとサラダが付いて900円。
すでに取材は終わった今、ふと思った(「あまから手帖」11月号P96に掲載)。
看板の二品を同時に食べたい時、自分ひとりならどう頼むか、と。
普通に考えればバターライスと珍豚美人単品の組み合わせになるが、“金曜日の昼”が悩ましい。珍豚美人はご飯とみそ汁つきで単品より250円安く提供される。
バターライスにはスープも付くから当然ご飯と汁ものがダブる。量的に踏み込むべきか否か迷うところだが、首尾よく痩せた体重もリバウンドで戻りつつある今、何の問題もない。
金曜ランチの珍豚美人も、バターライスのセットも、過不足なくいただきたい!
まず、スープを最初に飲み干して身体を温め、珍豚美人ランチに付くご飯を片手に順繰りいく。
たまにスプーンを持ったまま、バターライスの直後に、ご飯というのもいい。
最後はみそ汁をズズッとなんて。想像するだけでよだれがあふれてくる。
直近の金曜昼は『レストラン イレブン』で確定だ。
さっぱりした味わいのバターライスと奥は珍豚美人。
棋士の勝負飯らしく、しっかりボリュームはあっても胃にもたれない。
『レストラン イレブン』
住所/大阪府大阪市福島区鷺洲2-10-7
※こちらの記事は、関西の食雑誌「あまから手帖」がお届けしています。
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