ハイターを使わない時はロックかけてる? 企業の注意喚起に「してないかも…」
塩素系漂白剤の中でも、スプレータイプで気軽に使えるのが『キッチン泡ハイター』の特長です。
キッチンツールやまな板、ふきんなど、さまざまなアイテムを短時間で手軽に除菌・漂白できるでしょう。
そんなキッチン泡ハイターを使う時、注意するべきポイントがあります。
トラブルを防ぐために知っておきたい情報を、製造販売元である花王株式会社(以下、花王)の公式サイトから紹介。早速確認してみてください。
キッチン泡ハイター使用時に注意するべきポイントは2つ
キッチン泡ハイターを使う際の注意点として、花王は公式サイトで以下の2点をアナウンスしています。
・使わない時は『うっかり防止ロック』を使う。
・レバーは最後まで、真っ直ぐに引き切る。
『うっかり防止ロック』とは、吹き出し口横にあるツマミのこと。使わない時には引き下げておくことで、意図しないタイミングでレバーが引かれるのを防いでくれます。ツマミは中途半端な位置でとどめず、一番下までしっかりと下ろしておきましょう。
レバーの引き方は、洗浄液をきれいな泡の状態で噴出するために重要なポイント。誤った操作方法では、液が垂れて手に付着してしまう恐れがあるのです。
花王は公式サイトで、以下のようなレバーの使い方はしないようにと注意喚起しています。
× レバーがななめになるような力をかけて引く
レバーの側面に無理な力がかかると、泡にならずに液がレバー伝いにもれるおそれがあります。また、スプレー部分が故障しやすくなります。
× レバーを最後まで引ききらずにちょこちょこと引く
先端部に液がたまって、もれ出ることがあります。
花王 ーより引用
キッチン泡ハイターのレバーは、勢いよく最後まで、真っ直ぐに引き切るのがポイントです。
液が手に付いてしまった時の対処法は?
※写真はイメージ
キッチン泡ハイターは、気を付けて使っていても手に付いてしまうことがあります。こうした事態を避けるためには、キッチン用の手袋をしたうえで使用するのがベストです。
万が一皮膚に付着してしまった場合は、手肌がヌルヌルします。このヌルつきはアルカリ性のハイターが皮膚のタンパク質を溶かすことで起きる症状で、放置すると火傷のような状態になってしまいます。素早くたっぷりの水で洗い流しましょう。
ヌルつきや塩素臭が十分に落ちたことを確認したら、ハンドクリームやアロエジェルなどで保護してください。
痛みや炎症がひどい場合や洗ってもよくならない場合や、付着した範囲は広い場合は医師による治療が必要になる可能性も。病院へ相談し、診察を受けるようにしましょう。
キッチン泡ハイターを安全に活用するためには、花王が公式サイト上で伝えている注意点を守ることが大切です。扱いやすいアイテムだからこそ、事前に確認し、常に忘れないようにしましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典 花王