Hyundai Motor Groupが2024年下半期の主要役員人事を発表
Hyundai Mobility Japan 株式会社
・Hyundai Motor Groupの将来のモビリティ事業における持続可能な成長を強化するための人事
・張在勲がHyundai Motor Groupの自動車部門副会長に昇進。
自動車事業におけるバリューチェーンのイノベーションを前進させ、事業運営を最適化すると
ともに、グループ内で最大限のシナジー効果を創出することを目指す
・Jose MuñozがHyundai Motor Company社長兼CEOに任命され、グローバル経営体制の
前進と持続可能な競争力の確保に取り組む
・Sung Kim はHyundai Motor Company社長に任命され、戦略的インテリジェンス機能の向上、
世界経済への対処、セキュリティ関連の課題に注力する
・Jun Young Choiは優れた業績と長期的競争力に関する様々な取り組みが認められ
Kia Corporationの社長に、Kyoo Bok LeeはHyundai Glovisの社長に昇進
・グループ傘下の企業(一部)では、Cheol Seung BaekがHyundai Transysの、
Joon Dong OhがHyundai KEFICOの、Hanwoo Leeが Hyundai E&Cの、
Woo Jeong JooがHyundai EngineeringのCEOにそれぞれ任命された
ソウル、2024年11月15日発表 - Hyundai Motor Groupは本日、2024年主要役員人事を発表しました。今回の人事は、持続可能な成長を確固たるものにし、グローバルなビジネス環境における様々な不確実要素に備えるという目標達成を目指したものです。
今回の人事は、優れた業績の達成に向けたパフォーマンスベースのアプローチに対するグループのコミットメントを反映したものになっています。コアコンピタンスを集約し確かな実績をもつリーダーを重要なポジションに戦略的に配置することで、組織基盤を強化し、将来の変革を加速させることを目指しています。
張在勲(Jaehoon Chang、以下、チャン・ジェフン)は、2025年1月1日付でHyundai Motor Groupの自動車部門副会長に昇進し、グループのモビリティ事業の将来の競争力をさらに強化することを目指します。
2020年にHyundai MotorのCEOに就任して以来、チャン・ジェフンは、地政学的リスクの増大、製品と技術におけるパラダイムの変化、パンデミックなどによる不確なビジネス環境にもかかわらず、記録的な業績を達成し、またそのリーダーシップにより、積極的なビジネス戦略や市場への素早い対応、収益性向上イニシアチブを推進してきました。
さらに、水素イニシアチブの主導やインドにおけるHyundai Motor India LimitedのIPOの成功といった数々の実績により、Hyundai Motorの長期的競争力の基礎を築いたことが認められています。
今後は製品計画、サプライチェーン管理、製造および品質評価を含めバリューチェーン全体の監督にあたり、自動車事業全体の事業運営を最適化するとともに、グループ内でシナジーを創出し、コストと品質のイノベーションを実現する基盤システムを構築することで将来の持続可能な競争力を確保します。
Jose Muñoz(以下、ホセ・ムニョス)は、2025年1月1日付でHyundai Motor Companyの社長兼CEOに就任します。グローバル経営体制を前進させるとともに、電気やハイブリッド、ICE、水素技術といった多様なパワートレイン製品を通じて顧客中心のモビリティイノベーションを確固たるものにすることに取り組んでいきます。
これまで、ディーラーの競争力を強化して収益性を重視した経営を推進することで、北米においてHyundai Motorにとってターニングポイントとなるような記録的な業績を達成し続けました。
その結果、今回ホセ・ムニョスは、韓国企業Hyundai Motorにおいて初の外国人CEOに任命されました。その実力主義の経営哲学と世界トップクラスの人材を採用するというコミットメントにより同社の業績をさらに向上させるのに理想的な人物であると認められたためです。今後は、会社のグローバル経営体制を強化し、一流のグローバルブランドとしての地位をさらに高めていくことが期待されます。
ホセ・ムニョスは2019年に、社長兼グローバル最高執行責任者(COO)およびHyundaiとGenesis Motor North Americaの社長兼CEOとしてHyundai Motor Companyに入社しました。その後、Hyundai Motorの記録的業績に貢献して世界の自動車業界における実績あるリーダーとしての評判を確固たるものにしたMuñozは、2022年に同社の社内取締役に任命されました。
Hyundai Motor入社前は、日産の最高業績責任者(CPO)および北米・中国事業の責任者として同社の目覚ましい成長を牽引しました。
Sung Kim(以下、ソン・キム)は、2025年1月1日付でHyundai Motor Companyの社長に就任します。今後は不確実性の高い世界経済においても成果を出すべく経営にあたります。
ソン・キムは米国における東アジア・朝鮮半島問題に関する第一人者として、ブッシュ、オバマ、トランプ、バイデンの歴代米大統領の政権において重要な役割を果たしました。米国国務省退職後の2024年1月に顧問としてHyundai Motor Groupに入社し、世界貿易、政策戦略および社外ネットワーキングにおいてHyundai Motorをサポートしてきました。
同社のシンクタンク能力強化や様々な地政学的課題のより適切な解決などをめざして今回任命されたソン・キムは、今後、世界的な対外関係監督と国内外の政策動向の分析・研究にあたる他、コミュニケーションとPRに関する各種イニシアチブを主導していきます。また、同社のインテリジェンス機能のさらなる相乗効果の創出、社外ネットワーキングの強化、そして世界的なプロトコルに関する能力の改善にも注力します。
Jun Young Choi(以下、チェ・ジュンヨン)は、Kia Corporationの国内生産部門責任者兼最高安ン全責任者(CSO)から同社社長に昇進しました。
国内生産の責任者としてKiaにおける過去最高の業績をあげることに尽力したチェ・ジュンヨンは、労務管理方法の大幅な改善により、生産性と品質競争力も向上してきました。さらに、Kiaの製造能力強化には先進的アプローチを取り、将来を見据えた光明工場(AutoLand Gwangmyeong)のEV生産施設への改修を主導しました。
また、チェ・ジュンヨンがCEOを務める野球チームのKIAタイガースは、2024年にシーズン序盤の課題を克服してKBOリーグと韓国シリーズにおいて優勝しました。
Hyundai GlovisのCEOを務めるKyoo Bok Lee(イ・ギュボク)は社長に昇進しました。世界的に様々な課題が存在し、かつ市場のボラティリティが高まる中で、金融の安定性を大幅に改善すべく様々な対策を推進してきました。また、同社が初めて開催したインベスター・デーをはじめとし、多様なイニシアチブを通して企業価値の向上に積極的に取り組み、市場や顧客とのコミュニケーションをさらに信頼できるものにしてきました。
さらに、主要な施設等への投資を拡大することにより同社の競争力強化に大きく貢献し、将来を見据えたエンドツーエンドの総合ロジスティクスプロバイダーへと同社が変革を遂げるための基礎を築きました。
グループは、サステナブル経営の強化と事業変革の加速を目指して、Hyundai TransysとHyundai KEFICOのCEOにそれぞれ、Cheol Seung Baek(以下、ベク・チョルスン)とJoon Dong Oh(以下、オ・ジュンドン)を任命しました。
ベク・チョルスンはこれまで、Hyundai Motorのチェコ事業において購買部門で様々なポストで活躍し当該事業の責任者を務めるなど、重要な役割を果たしてきました。2023年のHyundai Transys入社以降は、責任者として事業運営にあたっています。
今後は、同社の中核事業であるパワートレイン、電動化、およびシーティングの継続に注力するとともに、労使関係の安定化や経営体制の強化などの重要課題に取り組んでいきます。
現在電動化製造エンジニアリングセンターの責任者を務めるオ・ジュンドンは、Hyundai KEFICOの執行副社長に昇進し、CEOに任命されました。製造技術の知識が豊富なことで知られるOhは、電動化能力の強化に大きく貢献してきました。今後は、同社の運営構造を進化させることで、内燃機関部品事業を最適化するとともに、電動化を中心とした様々な新規事業への転換を主導していきます。
建設業界における多様な課題への対処と抜本的改善の加速を目指して、グループは、Hyundai Engineering & Construction Co., Ltd. (Hyundai E&C)とHyundai Engineering Co., Ltd.のCEOにそれぞれ、Hanwoo Lee(以下、イ・ハンウ) とWoo Jeong Joo(以下、ジュ・ウジョン)を任命しました。
イ・ハンウは、Hyundai E&Cの住宅事業部門責任者から執行副社長に昇進しCEOに任命されました。イ・ハンウは1994年の入社以来、戦略計画責任者や住宅事業部門責任者など幅広い経験を積んできました。
今後は、土木部門とプラント部門においてHyundai E&Cのグローバルポートフォリオの多様化を推進してエネルギー分野に焦点を当てた戦略的投資を主導することで、同社を業界変革のリーダーとして位置付けることを期待されています。今回の世代交代は、Hyundai E&Cの「チャレンジ精神」と将来の成長ドライバーを確保するというコミットメントの現れとなっています。
現在Kiaの財務会計部門責任者を務めるジュ・ウジョン,は、Hyundai Engineeringの社長に昇進し、CEOに任命されました。社内で財務専門家として知られているジュ・ウジョンは、Kiaの財務部門が記録的実績をあげる中で重要な役割を果たしました。 今後は、Hyundai Engineeringにおいて業績の上昇傾向実現と組織の競争力の向上に注力することで、業界における同社の地位を強化していきます。
Hyundai Transys社長のSudong Yeo(ヨ・スドン)、Hyundai KEFICO執行副社長のYoung Jong Yoo(ユ・ヨンジョン)、Hyundai E&C社長のYoung Joon Yoon(ユン・ヨンジュン)およびHyundai Engineering社長のHyeon Sung Hong(ホン・ヒョンソン)は、顧問になります。
Hyundai Motor Groupは、人材とパフォーマンスに重点を置いてグローバルな競争力を強化する戦略的取り組みの一環として、これらの役員の任命を行いました。今回の人事に続き、12月の年次役員人事でもパフォーマンスに基づいてリーダーシップ刷新を推し進め、グループの長期的競争力をさらに強化するために先を見越した人材の育成と登用を行います。
Hyundai(ヒョンデ)について
1967年に設立されたHyundai Motor Companyは、世界200ヵ国以上で事業を展開し、12万人以上の従業員を雇用しており、世界中のモビリティに関する現実的な課題に取り組んでいます。ブランドビジョンである「Progress for Humanity」に基づき、Hyundai Motorはスマートモビリティ・ソリューション・プロバイダーへの転換を加速しています。Hyundaiは、革新的なモビリティソリューションを実現するために、ロボティクスやAdvanced Air Mobility(AAM)などの先進技術に投資し、未来のモビリティサービスを導入するためのオープンイノベーションを追求しています。世界の持続可能な未来のために、Hyundai Motorは業界をリードする水素燃料電池と電気自動車技術を搭載したゼロエミッション車を導入するための努力を続けていきます。
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