ロンドン発、クールなムスリム女性パンクバンド再び「絶叫パンクス レディパーツ!S2」日本初配信&初放送
ロンドンを舞台に、ムスリム(イスラム教徒)女性のパンクバンド“レディパーツ”が繰り広げる笑いと涙の青春音楽コメディのシーズン2「絶叫パンクス レディパーツ! シーズン2」が、Amazon Prime Videoチャンネル上の動画配信サービス「スターチャンネルEX」にて12月16日(月)より独占日本初配信決定(字幕版・吹替版)。予告編が公開された。
本作の魅力といえば、様々な抑圧や差別を経験してきたロンドンに暮らすムスリム女性たちが、宗教や有色人種の女性に対する偏見への不満、恋愛や家族関係の悩みなど、日常の鬱積した思いを痛快な歌詞のパンクロックに乗せて歌うその姿。ときにはユーモアたっぷりに、ときには怒りと共に、赤裸々に自分たちの心情を歌う彼女たちの姿に爆笑し、泣かされる。
また、“レディパーツ”がドラマのなかで演奏するオリジナル楽曲は、ニダ・マンズール監督が兄弟のシェズ・マンズールと共同制作したもの。マンズール監督の歌詞の面白さも大好評で、実際にキャストが演奏した音源を収録したサントラも発売されているほど。
シーズン2でも、「悪党時代」「マララを見習った」「悲しきガラスの天井」といったオリジナル楽曲を披露。クールでメッセージ性たっぷりの音楽が魅力的だ。さらに第2話には、新曲のモチーフとなったパキスタン出身の人権活動家で2014年にノーベル平和賞を受賞したマララ・ユスフザイ氏がゲスト出演した。
前作同様の笑いと涙のドタバタ劇はもちろん、バンドの商業的成功や就職、アイデンティティなど、キャラクターが直面する様々な問題を取り上げ、社会派ドラマやヒューマンドラマの深みも加えて、さらにパワーアップした内容になっている。
この度解禁された予告映像では、冒頭からスタイリッシュな黒のスーツ姿で揃ったメンバーや、「レディパーツのアルバムを作る」と嬉しそうに語り合う姿が映し出され、「私たちのすごさを世界に知らしめるの 悪党<ヴィラン>時代に乞うご期待」という言葉で締めくくられている。
「絶叫パンクス レディパーツ!S2」はここが見どころ!
■ロンドンを舞台にムスリム女性たちがパンクロックに乗せて心情を絶叫!抱腹絶倒のコメディが復活
ロンドンを拠点に活動するムスリム女性だけで構成されるパンクバンド“レディパーツ”の成長を描く青春音楽コメディ。待望の続編がついに日本に初登場。
本作の魅力といえば、様々な抑圧や差別を経験してきたムスリム女性たちが、宗教や有色人種の女性に対する偏見への不満、恋愛や家族関係の悩みなど、日常の鬱積した思いを痛快な歌詞のパンクロックに乗せて歌うその姿だ。ときにはユーモアたっぷりに、ときには怒りと共に、赤裸々に自分たちの心情を歌う彼女たちの姿に爆笑し、泣かされる。
■辛口批評サイト「Rotten Tomatoes」で95%の高評価!シーズン2もBAFTAノミネートか
「ドクター・フー」で注目され、映画『ポライト・ソサエティ』も手掛けたニダ・マンズールが原案・脚本・監督を担当、シーズン1は英国アカデミー賞(BAFTA)TV部門でコメディ・ジャンルの作品賞、脚本賞(ニダ・マンズール)、女優賞(アンジャナ・ワサン)を含む6部門にノミネートされ、視聴者からも絶賛される大ヒットに。
本国イギリスで2024年5月に放送されたシーズン2は辛口批評サイト「Rotten Tomatoes」で95%をマークし(8月時点)、ガーディアン紙やiNews紙で四つ星を獲得するなど、変わらずの高い支持を得ている。来年の英国アカデミー賞(BAFTA)TV部門のノミネートも確実との声も高い。
■ガールズ&クィア・エンパワーメントするキャラクター。多様に、たくましく生きるムスリム女性たち
イギリスのムスリム社会を生きる多様な女性たちの描き方が興味深い。彼女たちはルーツも宗派も個性もバラバラ。そのシンボルとなるのがそれぞれのメンバーが着用するヒジャブ(ヘッドスカーフ)だ。
南アジア系の主人公アミーナ(アンジャナ・ワサン)はパステルカラーのヒジャブ、ナイジェリア系のビズマ(フェイス・オモーレ)は西アフリカの影響を受けたターバン、中東系のアイーシャ(ジュリエット・モタメド)はアラビア半島の民族衣装であるアバヤ(コート)とドレープ状のヘッドスカーフにくっきりアイメイク、マネージャーのモンタズ(ルーシー・ショートハウス)は目以外の顔と髪をすっぽりと覆うニカブ(ベール)を着用。
対照的に、パンク精神で自由奔放に生きるリーダーのサイラ(サラ・カミーラ・インピー)はヘッドスカーフをつけず、Tシャツと破れたジーンズ姿だ。
ムスリムの性的アイデンティティに関するテーマにも、前作以上に果敢に取り組んでおり、なかでも、アイーシャがクィアのムスリムとして、また後に続く世代への“手本”としての責任感から自分の在り方に悩み、音楽プロデューサー、ダーティ・マハムードとの会話のなかで答えを見出していくシーンが印象的となっている。
■レディパーツが演奏する音楽が超クール!ノーベル平和賞受賞マララ・ユスフザイもゲスト出演
レディパーツがドラマのなかで演奏するオリジナル楽曲は、ニダ・マンズール監督が兄弟のシェズ・マンズールと共同制作。シーズン2でも、「悪党時代」「マララを見習った」「悲しきガラスの天井」といったオリジナル楽曲を披露。新曲のモチーフにもなったマララ・ユスフザイ氏が第2話にゲスト出演している。
今作では、大手レコード会社が新人バンドをコントロールするためにどのようなアプローチをするのかなど、音楽業界のリアルな実情を鋭く描き出すのも見どころの1つ。また、プロのバンドとしての成功を目指すレディパーツが体験する商業主義と芸術性やオリジナリティのせめぎ合い。初期のパンク精神を捨てずに、いかにメッセージ性のある音楽を作り続けるのか…彼女たちが出した答えは見逃せない。
<「絶叫パンクス レディパーツ!」(全6話)配信・放送情報>
【放送】スターチャンネル
<字幕版・吹替版>スターチャンネルにて2025年独占日本初放送
【配信】スターチャンネルEX
<字幕版・吹替版>12月16日(月)より独占配信開始
(シネマカフェ編集部)