サントス、ファビオ・カリーレ監督の退任を発表…“元J戦士”らと2部優勝&1部復帰に尽力
サントスは18日、ファビオ・カリーレ監督の退任を発表した。
現在51歳のカリーレ氏はコリンチャンスやアル・ワフダ、アル・イテハド、サントス、アトレチコ・パラナエンセを率いた後、2022年にV・ファーレン長崎の指揮官に就任した。途中就任した1シーズン目をJ2リーグ11位、2年目を同7位という成績で終えると、2024シーズンの契約を更新。しかし、その後にサントスからの監督就任オファーを受け入れ、長崎を一方的な形で退団した。
サントスは2023シーズンのカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAを17位で終え、2024シーズンはクラブ創設112年の歴史において初めてセリエB(2部)を戦うことに。カリーレ氏が率いたチームは開幕3連勝と幸先の良いスタートを切ると、途中で4連敗を挟んだものの、前半戦を首位でターンし、後半戦も上位をキープ。現地時間11日に行われた第36節コリチーバ戦を2-0で制し、2試合を残してセリエA昇格を決めていた。
直近で行われた第37節CRB戦には敗れたものの、1試合を残して2位ミラソウとの勝ち点差は「4」となっており、すでにセリエB優勝も確定している。
MFディエゴ・ピトゥカやMFジョアン・シミッチといったかつてJリーグで活躍した選手らとともにクラブの立て直しに尽力したカリーレ氏。クラブは退任決定に際し、次のような声明を発表している。
「サントス・フットボール・クラブは双方の合意により、ファビオ・カリーレ氏がクラブのコーチでなくなることを発表する。ファビオ・カリーレ氏とテクニカルチームのメンバーはサントスを再建するために就任し、2024年に提示されたすべての目的と目標を達成した。サントス・フットボール・クラブはファビオ・カリーレ氏に感謝し、彼の今後のキャリアの成功を祈る」