【東京都中央区】多様で断片的な要素の共存が街の風景となる場所「o」が東京 新富町にオープン
oocは、クリエイションを軸に文化圏が拡がっていく空白のフィールド「o」を、東京新富町に11月22日(金)にオープンする。
カフェ&スイーツの「TERON COFFEE」をはじめ、京都大学発の人文社会学と経営学を起点としたリサーチを行うスタートアップ「SciEmo」をメンバーに迎えることで、様々なバックグラウンドを持つ人々と、新しい風景を作る。
違和感や非日常がクリエイションの原点に
同社は「クリエイション+社会実験」をテーマに、2022年淡路島本社の設立以来、トレンドや既存の枠組みに左右されないオルタナティブなデザインの方法論とビジュアライズの可能性を模索し続けてきた。
今回オープンする「o」では、場の用途に余白を残すことで、その空白をフィールドとして、様々なバックグラウンドを持つ人々が自由にクリエイションを拡張していく風景が生まれることを目指す。誰かが持ち込んだ概念や物が、文脈なくこの場所に併置される状態を受け入れることで、予期しなかった違和感や非日常がクリエイションの原点となることを目指している。
淡路島の職人が制作と素材提供に関わる
[caption id="attachment_1246315" align="aligncenter" width="600"] 素材は淡路島を中心に調達した20種類を選定[/caption]
「o」のコンセプトは、物や概念が自由に併置され、新しい原点へ統合しながら分散する場であることから、脈絡のないオブジェを偏在させ、マテリアルを実験的に割り当てた。それらを台座に、家具として構造化するために天板によって統合した。
全体の形態と構成は、石と柱梁、土台と床組、鉄骨とRCなど、建築的ディテールを再解釈し、素材は淡路島を中心に調達した20種類を選定。木工、鉄工、石工、左官、塗装など総勢13人の淡路島の職人が制作と素材提供に関わっている。各職人の技術の統合によって生み出される複雑な統一性という秩序と無秩序が混在した連続的風景を意図している。
パートナー企業をチェック
「o」パートナー企業、2社を紹介しよう。
「TERON COFFEE」は、誰もがいつでも帰って来れるあたたかい場所をつくりたいという思いではじめた店舗。店を通して、利用客同士や利用客と街を繋げたい。フルーティなコーヒーと、手作りスイーツを用意している。
「SciEmo」は、「世界からあきらめをなくす」をビジョンに掲げる、京都大学発のスタートアップ企業。人文社会学×経営学を基に、社会の兆しを捉える独自のイデオロギー調査を通じた、新規事業開発、ブランディング支援、システム開発等を行っている。
クリエイションを軸に文化圏が拡がっていく空白のフィールド「o」を、この機会にチェックしてみては。
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住所:東京都中央区新富1丁目12−12 1F
TERON COFFEE:https://www.instagram.com/teron_shintomi
SciEmo:https://www.sciemo.co.jp
(江崎貴子)