約2年の期間を経て完成したおもちゃのAED「トイこころ」が、発売7日目で完売!
terasuは、坂野電機工業所と共に企画開発・ブランディング・コミュニケーションデザインした「トイこころ」を11月1日(金)に発売。初日に500個以上購入され、11月8日(金)に1,000個完売となった。
約2年の期間を経て完成した「トイこころ」
おもちゃのAED「トイこころ」は、子どもたちが遊びながらAEDのことを学ぶ体験を提供することを目的に開発されたもの。坂野電機工業所の坂野代表と共に、約2年の期間を経て完成したという。
次世代が日常を過ごす中で自然とAEDを理解する「AED認知サイクル構築」をテーマに、3~18歳のAED認知体験を築くストーリーを設計。3~6歳を対象としたプロダクトとして発売された。
terasuはAEDを知ってほしいという坂野氏の想いと生活者を紡ぐため、ブランディング、コミュニケーションデザイン、クリエイティブ制作においてさまざまな支援をした。
使ってもらうことを第一に顧客体験ストーリーを設計
「トイこころ」では、生活者視点から「AEDを知る体験」を設計。
言葉だけが情報を伝える手段ではないとするterasu。生活者の日常で「AEDを使う場面はほぼない」「社会人にとってわざわざAEDを学びに行く動機形成は難しい」という前提の中で、AEDを知ってもらうために、その重要性や大切さを言葉にして届けるだけでは変わらないという。
「トイこころ」は、「日常に自然な形でAEDを知る時間を溶け込ませるには…」ということを大切にしながら誕生。その中で開発者である坂野氏と共に、使ってもらうことを第一に顧客体験ストーリーが設計された。
「AEDで助けなきゃ!」「あ!あそこにAEDがあるよ!」。子どもたちが家庭でトイこころを使って遊ぶ未来を共有したとき、人々から多くの共感を得ることに繋がったとしている。
terasuの今後の展望
ストーリーテリングの持つ共通理解性・共感性の研究を進めると共に、ストーリーテリングの技術と知見を磨き続けるterasu。terasuはそれと同時にストーリーテリングの解釈と活用可能性を広げる挑戦を続けていく考えだ。
今回の「トイこころ」プロジェクトにおいても、商品開発から顧客体験設計、マーケティング、コミュニケーションデザインにおけるストーリーテリングの知見を蓄積する事案となったという。ストーリーテリングカンパニーterasuとしての今後にも注目だ。
「トイこころ」は完売となったが、下記の特設HPには「トイこころ」が生まれた経緯や「トイこころ」に込められた想いが掲載されているので、チェックしてみて。
トイこころ特設HP:https://toycocoro.com
(ソルトピーチ)