ウィリアム皇太子、大学生の要望に応えてTikTokデビュー 「講義に遅れてごめんなさい」と教授に謝る
ウィリアム皇太子は現地時間14日、北アイルランドの首都ベルファストにあるアルスター大学のベルファスト・シティ・キャンパスを単独訪問した。
キャンパスで学生たちと交流した皇太子は、女子学生のサマンサ・ジョンソンさんからある要望を受けた。
英メディア『Hello!』によると、サマンサさんは皇太子に対し、スマートフォンで撮影する動画に登場して、講義に遅れることを教授に伝えて欲しいとお願いしたという。
皇太子はサマンサさんの依頼に快く応じ、彼女のTikTokアカウントでその後、動画が投稿された。
動画が始まると、ブロンドのロングヘアのサマンサさんとスーツ姿のウィリアム皇太子がカメラの前に立つ姿が映し出される。
サマンサさんは笑いながら「ええ、遅刻の理由を彼女に伝えて謝るだけよ」と話すと、ウィリアム皇太子は「レスリーだよね?」と教授の名前を確認した。そして「撮影しているよね?」と尋ねると、カメラに向かって次のように語りかけた。
「レスリー、本当にごめんなさい。僕たちは遅れてしまった。彼らは熱中しすぎて、あなたが近くにいるとは思いませんでした。ただ挨拶をしたかっただけです。」
画面には「ウィリアム皇太子が、遅刻の絶妙な言い訳をしてくれる」と言葉が添えられた。
ケンジントン宮殿は公式TikTokアカウントを開設していないため、ウィリアム皇太子がTikTokに登場するのは初めてだった。
そのこともあり、サマンサさんの動画が公開されると、コメント欄は感激の声で埋め尽くされた。
「素晴らしい。未来の国王は、本当に気さくで話しやすい人なんだ。」
「レクチャーに遅れることを王族に恩赦されるなんて、なんて素敵なのかしら。」
「あなたはなんてラッキーなの。ウィリアム皇太子は最高だわ!」
「地球上で最もクールで謙虚で、純粋なプリンス。彼が本当に好きです!」
また、あるフォロワーが「その言い訳で許してもらえたの?」と尋ねると、サマンサさんは「もちろんよ」と答えており、皇太子と動画を撮影したことについて「予想外の出来事で驚いたし、一生に一度の機会だった」とコメントした。
サマンサさんは米メディア『People.com』の取材を受け、ウィリアム皇太子との交流について、このような感想を述べた。
「彼は、私たちの興味や将来の計画に深い関心を示してくれました。正直言って、最高にポジティブな雰囲気を与えてくれたし、とても優しい人物だと思います。ホームレス支援の重要性を広めるための計画についても、時間を割いて話してくれました。」
この日、ウィリアム皇太子はキャンパス内のバーチャル・プロダクション・スタジオを見学時に、特殊効果の撮影用に用意されたオートバイにまたがる機会があった。
若い頃にバイクが大好きだった皇太子は、かつての情熱が戻ったようで、「バイクに乗れるなら、どんな言い訳でもするよ!」と興奮気味に話していた。
画像は『The Prince and Princess of Wales Instagram「A brilliant afternoon at Fistral Beach meeting some of the people dedicated to keeping our shores safe this summer」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)