橋本愛&中川大志、恋人役で初共演 10年に渡る恋愛模様描く【早乙女カナコの場合は】
【モデルプレス=2024/11/15】女優の橋本愛が主演を務める映画『早乙女カナコの場合は』が、2025年3月より新宿ピカデリー他全国で公開される。
◆橋本愛主演「早乙女カナコの場合は」
本作は、男勝りで過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、本当は誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコと演劇サークルの先輩・長津田の10年に渡る恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していく姿を描いた恋愛奮闘記。原作は、作家・柚木麻子氏が2012年に上梓した小説『早稲女、女、男』(祥伝社文庫刊)である。
監督を務めるのは、映画『ストロベリーショートケイクス』、『スイートリトルライズ』、『さくら』などを手掛け、痛みを伴う切なる恋愛を、独特の映像美で描いてきた矢崎仁司氏。5年ぶりの新作となる本作では「物語より、光景の積み重ねこそが、観る人の心に触れると信じて映画を作り続けてきました。素晴らしいスタッフとの出会いで光景が映し撮れたと思います」と出来上がりに自信をのぞかせる。
主演を務めるのは、数々の映画やドラマに出演、歌手としての活動や、独自の感性を生かし様々なジャンルで活躍をみせる橋本。「男とか、女とか、そのグラデーションとか、自意識、愚かさ、狡猾さとか、そんなものがわっと湧き上がってきて、葛藤して、ぐちゃぐちゃになって。でもそれこそがオリジナルで、そして何でもない自分自身なのだと、そんなふうに思ったんです。全然大人になんてなってなかった!」と橋本は語り、本作を通して気付かされた思いを明かす。
◆中川大志、橋本愛と初共演
カナコと付かず離れずの関係を続けているうだつが上がらない脚本家志望の学生・長津田役には、シリアスからコミカルまで幅広い役柄を演じ存在感を発揮している若手実力派俳優・中川大志。橋本との共演は本作が初となる。中川は「長津田というキャラクターを知れば知るほど人間の奥深さが出てきて、とてもチャーミングです。この役は僕にとってまた新たな挑戦でもありました」と役柄について触れ、「映画の中で流れていく時間、変化していく季節が、苦しくも心地よかったです」と撮影時を振り返った。
本作について、原作者の柚木氏からは「あまりにも美しい愛についての映画で自分の原作かどうか、疑ってしまった」と称賛のコメントが。また、写真家の柴崎まどか氏が撮り下ろした場面写真も解禁。恋愛中のカナコと長津田の姿が切り取られている。(modelpress編集部)
◆早乙女カナコ役/橋本愛コメント
大学に通えなかった自分にとって、この作品はあらかじめ失われた青春を取り戻すかのような……というほど甘酸っぱい話でもないのですが、全く知らない世界を手探りで途方もなく歩く感覚、でした。男とか、女とか、そのグラデーションとか、自意識、愚かさ、狡猾さとか、そんなものがわっと湧き上がってきて、葛藤して、ぐちゃぐちゃになって。でもそれこそがオリジナルで、そして何でもない自分自身なのだと、そんなふうに思ったんです。全然大人になんてなってなかった!
◆長津田啓士役/中川大志コメント
長津田というキャラクターを知れば知るほど人間の奥深さが出てきて、とてもチャーミングです。この役は僕にとってまた新たな挑戦でもありました。映画の中で流れていく時間、変化していく季節が、苦しくも心地よかったです。
◆監督/矢崎仁司氏コメント
物語より、光景の積み重ねこそが、観る人の心に触れると信じて映画を作り続けてきました。素晴らしいスタッフとの出会いで光景が映し撮れたと思います。ぼんやりした不安の世界をサバイブする彼、彼女たちに会いに来てください。きっと元気になれる。見えない鎖を解き放つ作品になると嬉しいです。
◆原作/柚木麻子氏コメント
あまりにも美しい愛についての映画で自分の原作かどうか、疑ってしまった。
◆「早乙女カナコの場合は」あらすじ
大学進学と同時に友達と2人暮らしを始めた早乙女カナコ。入学式で演劇サークル「チャリングクロス」で脚本家を目指す長津田と出会い、そのまま付き合うことに。就職活動を終え、念願の大手出版社に就職が決まる。長津田とも4年の付き合いになるが、このところ口げんかが絶えない。⻑津田は、口ばかりで脚本を最後まで書かず、卒業もする気はなさそう。サークルに入ってきた女子大の1年生・麻衣子と浮気疑惑さえある。そんなとき、カナコは内定先の先輩・吉沢から告白される。編集者になる夢を追うカナコは、長津田の生き方とだんだんとすれ違っていく。大学入学から10年。それぞれが抱える葛藤、迷い、そして2人の恋の行方は。
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