飼い主の離婚でシェルターに引き渡された犬、スタッフにしがみつき悲しすぎるハグ(米)
米カリフォルニア州ロサンゼルス郡パサデナの動物シェルター「ポップ・カルチャー・レスキュー(Pup Culture Rescue、以下PCR)」に今春、“トウキョウ”という名の3歳のメス犬が保護された。
離婚したカップルが「飼うことができないから」と犬をスタッフに託したためで、飼い主が去った後、シェルターにいる“トウキョウ”の様子がInstagramに投稿され、大きな反響を呼んだのは今年5月中旬のことだった。
動画は、2本の後ろ足で立つ“トウキョウ”が、ベテランスタッフのマリアさん(Maria)の胸に顔をうずめる姿を捉えたもので、マリアさんは“トウキョウ”を優しく抱きしめ、「これまで数百匹の犬たちがシェルターに託されるのを見てきたが、あの子の引き渡しは最も悲しいものだった」と胸のうちを吐露した。
さらに動画には、当時の“トウキョウ”の様子について、次のような説明が記されていた。
「家族が去った後、“トウキョウ”はマリアさんに慰めを求めたわ。両親(飼い主)が去った時、“トウキョウ”は鼻を鳴らしていたの。マリアさんにすぐに寄り添い、離れようとしなかった。」
「“トウキョウ”にとって、この変化の時期はつらいかもしれない。でも私たちの愛と支援で、あの子がしっかりと乗り越えられるように見守っていくわ。」
「“トウキョウ”は今でも昔の家族を恋しいと思っているけど、この場所で少しずつ新しい環境に慣れ、心を開き始めている。あの子は全ての犬たちとうまくやっているし、特に子犬の面倒をとてもよく見てくれるの。」
そして投稿の最後には、“トウキョウ”が愛らしい性格であること、ショートヘアード・ハンガリアン・ビズラとアメリカン・ピット・ブル・テリアのミックスと思われること、素敵な家族を募集していることが綴られていた。
するとこの動画には、「離婚を、犬を手放す理由にしないで!」「犬がかわいそう」「なぜ2人ともこの子に『ノー』を突き付けたの? 私には理解できない」「心が痛む」「私もハグをしてあげたかった」「怒りを感じる」「この子を引き取りたい」といった声が多数寄せられ、“トウキョウ”を見て心を動かされたある女性が早速行動を起こした。
その女性は最近、最愛のアメリカン・ピット・ブル・テリアのミックス犬を亡くしたばかりだった。そして“トウキョウ”を引き取るための申請をすぐに開始し、3か月待った末の日本時間8月30日、“トウキョウ”を自宅に迎え入れた。
なお、PCRの最高経営責任者であり創設者のビクトリア・リリー・シェイファーさん(Victoria Lily Shaffer)によると、現在の“トウキョウ”はシェルターにやってきたばかりの頃とは別の犬のように変わったそうで、次のように述べた。
「あの子は信じられないくらい順調よ。飼い主の女性とは毎晩一緒にベッドで寝ているし、彼女が日中仕事をしている間は机の下で横になるの。新しい生活を楽しんでいるのよ!」
ちなみに今年5月にも、2年ぶりに動物シェルターに再び預けられたオス犬の姿がTikTokに投稿され、多くの人の心を揺さぶった。飼い主に置き去りにされたことに気づいた犬はひどく困惑し、悲しみを露わにしていた。
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画像は『Pup Culture Rescue Instagram「UPDATE: Tokyo has been adopted!」「Many of you have been waiting for this update and we are so excited that we are finally able to share the news.」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)
☆かなこ☆リア多忙コメお休み(><)
11/13 6:16
新しい飼い主さんに飼われて良かったね(^o^)