便器の『カビ』 正しい落とし方は? 掃除テクに「諦めかけてた」「すごい」
トイレ掃除が疎かになると、便器内にさまざまな汚れが発生してしまいます。
気付いた時にはすでに汚れが広がってしまっていて、「頑張って掃除してもなかなか落とせない…」と悩む人も多いのではないでしょうか。
便器の汚れの中でも、特に厄介なのが『カビ汚れ』です。
水回り設備メーカーであるTOTOの公式サイトより、便器のカビ汚れをきれいにする方法を紹介します。
カビ汚れにはアルカリ性洗剤もしくは漂白剤がおすすめ
一般的なトイレ用洗剤を付けてブラシでこすり洗いをしても、なかなか落とせないのがカビ汚れの特徴です。
すっきりきれいに落とすための方法を、TOTOは公式サイトで以下のように伝えています。
市販のアルカリ性洗剤の原液をティッシュペーパーなどに浸し、湿布することで、汚れを落とすことができます。(汚れ具合により、湿布時間が異なります)
TOTO ーより引用
便器に付着したカビ汚れは、酸性の性質を持ちます。アルカリ性の性質を持つ洗剤を用いることで、効率よく除去できるでしょう。
カビ汚れのほか黒ずみ汚れにも効果的なので、ぜひ一緒にお手入れしてみてください。
ちなみにトイレで気になりやすい尿石や黄ばみ、水垢などはアルカリ性の性質を持つ汚れです。
そのため、トイレ用洗剤には酸性の性質を持つ製品が少なくありません。
『強力汚れ落とし』といったキャッチフレーズだけを参考にするのではなく、製品それぞれの性質にまで注目するのがおすすめです。
ティッシュペーパーは、洗剤成分を長時間密着させるのに役立つアイテムですが、そのまま流すと詰まりの原因になります。湿布として使用した後は、確実に回収しゴミとして捨てるようにしてください。
TOTO公式サイトでは、アルカリ性洗剤では効果が出なかった場合は、漂白剤でお手入れするようにすすめています。
カビや細菌が原因で発生する黒い汚れをすっきり除去し、殺菌効果も発揮してくれるでしょう。
掃除をする際の注意点は?
※写真はイメージ
便器のカビ汚れをきれいにするためには、強い洗剤を使用する必要があります。
安心・安全にお手入れするための注意点としてTOTOが挙げているのは、以下の2点です。
・ウォシュレットが付いている場合、便器上部を食品用ラップなどで保護すること
・掃除中は十分に換気すること
ウォシュレットに洗剤が付着すると、故障の原因になる恐れがあります。
細かな部分にまでしっかりと洗剤を塗布し、確実にお手入れするためには、事前に保護しておくのがおすすめです。
またアルカリ性洗剤や漂白剤を使う時には、十分な換気が必須となります。途中で気分が悪くならないよう、注意してください。
汚れの性質に合った洗剤を使えば、苦労することなくすっきり落とせる可能性も高まります。
きれいなトイレを取り戻すため、TOTOが教える掃除方法を実践してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]
出典 TOTO