「使うならすすぎの段階で」 柔軟剤の正しい使い方に「心がける」「気を付けます」
洗濯物を柔らかく仕上げられる柔軟剤。普段洗濯する際、どのタイミングで投入していますか。
もし洗濯後の衣類に柔軟剤の効果が感じられない場合は、柔軟剤を入れるタイミングを見直してみるといいかもしれません。
そこで本記事では、洗濯洗剤をはじめとする生活用品を開発・販売している、LION(以下ライオン)の公式サイトから、柔軟剤を入れるおすすめのタイミングについて解説します。
柔軟剤は、『最後のすすぎ』で投入
ライオンによると、柔軟剤は洗剤と混ざらないようにすることが大切なのだそうです。
洗剤と柔軟剤が混ざると、お互いの効果を打ち消しあってしまいます。柔軟剤は、最後のすすぎの段階で使用しましょう。
ライオン ーより引用
ただし実際の入れ方は洗濯機のタイプや洗い方によって異なります。以下を参考に柔軟剤を投入しましょう。
全自動洗濯機の場合
全自動洗濯機には柔軟剤専用の自動投入口があります。洗濯をスタートする前に柔軟剤を入れておけば、最後のすすぎで自動的に洗濯槽に投入されるため、タイミングを見計らう必要がありません。
二槽式洗濯機の場合
二槽式洗濯機の場合は、自分でタイミングを見計らって柔軟剤を投入する必要があります。
柔軟剤を投入するのは、『すすぎの水がきれいになった』タイミングです。『ためすすぎ』の場合は、2回目のすすぎ以降に投入するといいでしょう。
手洗いの場合
手洗いの場合は、洗濯物をすすいだ後にもう一度洗い桶に水を汲み、そこに柔軟剤を投入します。3分ほど洗濯物を浸してからゆっくりかき回しましょう。
入れる柔軟剤の量の目安は、水10ℓに対して3㎖です。
柔軟剤の使用量を守ることも大切!
柔軟剤を使うと、洗い上がりの香りや肌触りがよくなりますが、規定量以上の柔軟剤を使うと思わぬデメリットを生んでしまいます。
まずにおいが強くなりすぎてしまうのがデメリットの1つです。
最近は『香害』という言葉もあるほど。本来心地よい香りのはずの柔軟剤が悪臭になってしまうと、本末転倒です。
柔軟剤には消臭成分や柔軟成分が含まれています。多めに柔軟剤を使うと、それらの成分が洗濯物に貼り付いてしまいベタつきにつながるほか、吸水性も下げてしまうそうです。
また赤ちゃんや肌が敏感な人の場合は、柔軟剤の化学成分の付着によって肌荒れを起こすこともあります。
衣類を心地よく着るために役立つはずの柔軟剤が逆効果になってしまっては意味がありません。製品表示に記載されている適正量を守りましょう。
柔軟剤は入れ方と量を守って
※写真はイメージ
柔軟剤の効果を十分引き出すためには、入れるタイミングに気を付けることが大切です。使っている洗濯機のタイプや洗い方に合わせて、柔軟剤を投入しましょう。
また柔軟剤によるトラブルが起こらないよう適正量を使用し、着心地のよい衣類に仕上げましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典 ライオン