山口達也が再婚! TOKIO祝福「幸せになってしまえー」に、厳しい声上がるワケ
元TOKIO・山口達也が、一般女性と再婚したことを発表した。これを受け、「株式会社TOKIO」名義の公式X(旧Twitter)は「幸せになってしまえー!!」(原文ママ、以下同)などと、元メンバーの結婚を祝福。お祝いポストを見たネットユーザーからは、厳しい意見が数多く上がっている。
目次
・山口達也、TOKIO脱退の流れ
・山口達也、2度目の結婚でTOKIOが祝福
・山口達也の再婚報告&TOKIOの祝福に厳しい意見
山口達也、“強制わいせつ容疑”でTOKIO脱退の流れ
女子高生への強制わいせつ容疑で書類送検されたこと(その後不起訴処分)がきっかけで、芸能界を引退した山口。2018年4月25日、NHKが第一報を報じて事件が表面化し、世間に大きな衝撃が走った。
「当時の報道によると、山口は同年2月、司会を務めていたNHK Eテレの教養バラエティ『Rの法則』(山口の事件を受けて打ち切り)の共演者である女子高生を自宅マンションに招き、無理やりキスをするといったわいせつな行為に及んだとのこと。その際、山口は酩酊状態だったといいます」(男性アイドルに詳しい記者)
4月25日夜、当時の所属事務所である旧ジャニーズ事務所(現STARTO ENTERTAINMENT)は、報道関係者向けに「お酒を飲んで、被害者の方のお気持ちを考えずにキスをしてしまいましたことを本当に申し訳なく思っております。被害者の方には誠心誠意謝罪し、和解させていただきました」とのコメントを発表。
その後、5月6日付で山口との契約を解除したと報告し、同時にTOKIOを脱退。事実上の芸能界引退となった。
山口達也、2度目の結婚でTOKIOが「幸せになってしまえー」と祝福
旧ジャニーズを退所後の山口は、20年9月に酒気帯びの状態でバイクを運転したとして、道路交通法違反(酒気帯び運転)の罪で略式起訴されている。ネット上では芸能界復帰を期待する声が出ていたが、この一件で世間からは「また飲酒トラブルか」と、あきれた反応が続出した。
「そんな彼も心を入れ替え、22年に『飲酒運転防止インストラクター』『依存症予防教育アドバイザー』などの資格を取得したそうです。昨年3月には『株式会社 山口達也』の設立を発表し、公式サイトでは『これまでの経験を活かし「アルコール依存症の周りにいる方々」、「依存症全般」に対する講演活動 また自分の経験を活かした「企業向けの危機管理セミナー」を開催したいと考えています』と宣言。最近も自身のXで講演会を行ったことなど、近況を明かしています」(同)
そして今年11月2日、会社の公式サイトにて「一般企業に勤める会社員の方と入籍いたしました」と報告。08年に元モデルの女性とゴールインして2児をもうけたのち、16年8月に離婚した山口にとって2度目の結婚となる。
入籍を報告する文面では、芸能界引退から6年半がたち「今こうして穏やかに生きていられることをとても有難く思っています」とつづり、支えてくれた人々へ感謝を述べたあとに、結婚を報告。
さらには、「アルコール依存症と一生向き合いながら、これからも全てのことに感謝し『今日一日』を生きて参ります」と所信表明していた。
そんな中、「株式会社TOKIO」のXアカウントは29年前の同日にTOKIOのレギュラー番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)がスタートしたと前置きした上で、「そして先程、山口達也本人から、新しい一歩を踏み出したと嬉しい報告がありました。良かった!本当におめでとう御座います。幸せになってしまえー!!株式会社TOKIO」と投稿。元メンバーの結婚を祝福した。
山口達也の再婚報告&TOKIOの祝福に「性犯罪のことは忘れた?」と厳しい意見
ネットユーザーからも、「山口くん、再婚か。いろいろあったけど、更生したのなら幸せになってほしい」「最近、アルコール依存症について講演したり、頑張ってたね。更生して何より」といった、山口の再婚を祝うコメントが株式会社TOKIOの投稿に寄せられた。
しかし、アルコール依存症を告白し、依存症防止の啓蒙活動に取り組んでいる一方、自身の性犯罪については入籍報告の文面で触れていないことに疑問を抱く人も多いようで、「性犯罪をアルコール依存症にすりかえてなかったことにしてるのは嫌悪感」「結婚するのはおめでたいんだけど性犯罪者であることを思い出すと途端に心から祝えなくなる」などとネガティブな反応を示す人も。
また、「株式会社TOKIO」のポストに対しても、「公式アカウントでお祝いするとなると、彼が行った性加害を公式が許していることになるのでは?」「個人的に結婚を祝えばいい。公式アカウントで言うことじゃない」「被害者もいるのに、『幸せになってしまえ』ってSNSで言える感覚がヤバい。性犯罪のことは忘れたの?」などと、厳しい意見が相次いでいる。
「強制わいせつ事件の被害者の気持ちを考えれば、“無神経”なコメントだと、受け止めた人が多かったのでしょう。また、TOKIOを輩出したジャニーズ事務所といえば、昨年秋に創業者・ジャニー喜多川氏(19年に死去)の性加害問題により社名や社内体制など、大きな変革を求められました。そのため、『公式からの発信は慎んでほしかった。元事務所から何を学んだの? 性犯罪は許されない』と、怒りの声も上がっています。リプライ(返信)欄などにも批判の声が続出している状態ですが、株式会社TOKIOの当該ポストは5日正午時点で削除されていません」(同)
とはいえ結婚自体はおめでたい話だけに、山口にはこれからも自身の罪と向き合いながら、かつての仲間や周囲の人々を大切にしていってほしいものだ。