東カレ編集部員が個人的にオススメする宿8選!至高の温泉体験をしてみては?
「あの人がオススメする温泉宿ならば、必ずや上質な時間を過ごせるに違いない」。
そんな期待を胸に、温泉に造詣が深い“温泉フリーク”たちに総力取材。
これまで行ってよかった心に残る特別な宿と、今後行ってみたい全国屈指のスモールラグジュアリー宿を教えてもらった。その詳細を全5回でお届けする。
今回は、ドイツのバーデン・バーデン、ハンガリーのブダペストなど海外の温泉にも通う旅好きライターと、東京カレンダー編集部員がオススメする宿をご紹介!
▶前回:「ちょっとレベルが高すぎました」温泉好きの友近が全力で推す、全国のスモールラグジュアリー宿4選!
お話を聞いたのは……
雑誌編集者を経てライターへ。ホテル、食、酒、インタビュー記事を執筆する。温泉街から南米最南端までこれまで泊まったホテルは950軒以上。
「澄んだ空気の中で自然が生み出す湯に包まれる時間は至高」。
1.行ってよかった:「SONEKA(ソネカ)」(北海道)
大草原を見渡す露天風呂。さらには水風呂、外気浴が格別
「新千歳空港から車で30分の近さで大自然に佇む『SONEKA』。サウナ付きヴィラ『Nitai』がお気に入りでクラフトビールサーバーが客室にあるのも嬉しい。
植物性有機物が豊富な美肌の湯のモール温泉にも惹かれます。友人4人で訪れたい宿です」(大石智子さん)
今年8月に誕生したばかりの新しい宿。道産の食材を使う薪火料理は、広大な敷地内の好きな場所でいただける
全棟136平米以上の独立した木造平家ヴィラ4棟のうち、2棟はサウナ付き。
■施設概要
施設名:SONEKA
住所:北海道北広島市大曲307-1
MAIL:info@soneka-hokkaido.com
料金:1泊1棟2名¥338,800~(2食付き)
「SONEKA」公式HPで詳細を見る>>
2.行ってよかった:「SHIGUCHI(シグチ)」(北海道)
「こういう世の中になったら素敵だ」という気持ちが具現化される場所
「『SHIGUCHI』では築150年以上の古民家に点在するアートのなかで過ごす“ギャラリーステイ”が叶います。オーナー兼設計者、ショウヤ・グリッグさんの作品ともいえる空間で、その感性を体感する時間が刺激的。
来るたびに設えが変わる、生きもののような宿。谷の風を感じながら入る客室風呂も最高に気持ちいいです」(大石智子さん)
24時間好きな時間に入れる、加水・加温一切なしの源泉かけ流しの温泉風呂の釜は、天然石と檜でできている
敷地内から湧き出す源泉の泉質はナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。美肌の湯の成分といわれるメタケイ酸やミネラルが、豊富に含まれる。
■施設概要
施設名:SHIGUCHI
住所:北海道虻田郡倶知安町花園78ー5
TEL:0136-55-5235
料金:1泊1室2名¥178,000~(2食付き)
「SHIGUCHI」公式HPで詳細を見る>>
3.行ってみたい:「湖畔遊」(高知県)
世界最高峰のヴィンテージオーディオが奏でる音楽を、湯上がりに堪能
「1日3組限定の、湖畔に佇む『湖畔遊』。3,000坪もの敷地内に2021年に露天風呂付きスイートヴィラが誕生。デッキテラスやベッドからも、湖と森を一望できます。
米製オーディオ『ウェスタン・エレクトリック』で流れる音を聴いてみたいです」(大石智子さん)
ダイニングにはホール並みの音響設備が整い、屈指の音空間が広がる
自家源泉かけ流しは、国内でも珍しい天然にごり湯アイソトニック温泉。体への負担が少なく優しい泉質だ。
■施設概要
施設名:湖畔遊
住所:高知県香美市香北町有瀬100
TEL:0887-59-4777
料金:1泊1室2名¥183,600~(2食付き)
「湖畔遊」公式HPで詳細を見る>>
4.行ってみたい:「おちあいろう」(静岡県)
「取材で伺い、大浴場とサウナを見て絶対に泊まってみたいと思った『おちあいろう』。宿泊者が自由に使えるラウンジでは、あらゆるドリンクがフリーという大盤振る舞い。
何より歴史ある建物ならではの、意匠や趣に惹かれています」(大石智子さん)
約4,000坪ある敷地内には、3種類の温泉浴場を保有。写真は洞窟風呂の「天狗の湯」。露天風呂へとつながっている
伊豆・修善寺の雄大な山々に抱かれ、2本の川が合流する畔に佇む登録有形文化財の「おちあいろう」は、なんと創業明治7年。150年の歴史を継承しながら進化し続けている。
天城湯ケ島温泉ならではの硫酸塩泉は、保湿効果が高く「美肌の湯」ともいわれる。
■施設概要
施設名:おちあいろう
住所:静岡県伊豆市湯ケ島1887-1
TEL:0558-85-0014
料金:1泊1室2名¥132,000~
「おちあいろう」公式HPで詳細を見る>>
答えるのは……
草津で温泉の楽しさに目覚めたデイリーサウナ男子。温泉といえば、かつてタウン誌時代にマネキンを入浴モデルに見立て撮影した記憶が蘇る。
今回温泉の魅力を再認識。全国の行きたい宿をGoogleマップ「一生に一度は行きたい温泉リスト」にまとめ中。
1.行ってよかった:「金乃竹 塔ノ澤」(神奈川県)
王道の箱根なら“行きつけ”はいくつあってもいい
「年に数回訪れる箱根では定宿に通い、冒険できない年頃。そんな中、心を掴まれたのが『金乃竹 塔ノ澤』です。渓谷の吊り橋「塔ノ澤橋」を渡るアプローチがよく、客室も洗練されている。
今年8月に新設されたサウナも行ってみたいです」(船山壮太)
箱根に複数、宿を構える金乃竹グループのひとつ
21室すべての部屋に温泉を有し、時に金色に見える自家源泉は低張性・アルカリ性で肌触りが滑らかなのが特徴だ。
■施設概要
施設名:金乃竹 塔ノ澤
住所:神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤191
TEL:0460-85-9800
料金:1泊1室2名¥112,200~(2食付き)
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2.行ってみたい:「定山渓 椿邸」(北海道)
四季を感じる雄大な自然に囲まれて、陽気な仲間たちと過ごす幸福
「取材では北海道の宿を担当し、大地の恵みに魅了された私。そんな同地ならではのタイムレスな体験を求めてピンを立てたのが『定山渓 椿邸』。
秋は紅葉、冬は一面の銀世界が広がる空間に、友人たちと長期滞在してみたいです」(船山壮太)
かけ流しの湯の源泉は65度と、高温で純度が高い泉質だ
札幌から約1時間、最大で母屋+3棟のはなれを貸し切りできる贅沢なプライベートヴィラ。冬は上質なパウダースノーも魅力だ。
■施設概要
施設名:定山渓 椿邸
住所:北海道札幌市南区定山渓温泉西1-40-4
TEL:070-1211-4950(担当直通)
料金:1泊1室2名¥180,000~
「定山渓 椿邸」公式HPで詳細を見る>>
答えるのは……
本企画の担当編集。広告代理店勤務を経て東カレ歴3年目に突入。温泉宿のリサーチや取材の日々を経て、行きたい宿が渋滞中!
露天風呂付き客室に宿泊するたび、なぜか大人の仲間入りを実感する。温泉宿の湯上がりビールは日常のそれとは別次元。
1.行ってよかった:「箱根吟遊」(神奈川県)
天空の箱根連山の眺めで自らの五感を研ぎ澄ます
「標高約420mにある客室20室がすべて箱根連山・早川渓谷を望む『箱根吟遊』。朝の露天風呂でその絶景を眺め『東京に帰りたくない』と胸がざわつくのが玉にきず。
今秋オープンの『鉄板焼き 悠庵』で美食も堪能したいです」(里見佳那子)
『鉄板焼き 悠庵』は予約制で宿泊者以外でも利用可能だ
全客室に露天風呂付きで、泉質は弱アルカリ性で弱食塩泉のため美肌や冷え性にも効く。自然と一体になった気分で入浴できる、インフィニティ温泉大浴場にもファン多数。
■施設概要
施設名:箱根吟遊
住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下100-1
TEL:0460-82-3355
料金:1泊1室2名¥85,000~(2食付き)
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2.行ってみたい:「函館大沼 鶴雅リゾート エプイ」(北海道)
北の地に佇むリゾートで雅やかな洋の雰囲気に酔いしれる
「函館中心部から車で約30分、9,083haの広大な大沼国定公園に溶け込む『函館大沼 鶴雅リゾート エプイ』。花とハーブが咲き誇るイングリッシュガーデンも気になります。
温泉を堪能し『湖上テラス』で美酒片手にまどろむ時間は幸せの極みとなるはず」(里見佳那子)
バースペースの奥に進むと、続く桟橋の先には湖に浮かぶ「湖上テラス」がある
“エプイ”とはアイヌ語で「樹々の花や実」という意。全30室のうち18室が露天風呂付きで、その他に個室貸し切り風呂もあり。朝食クルーズなどのアクティビティも充実している。
■施設概要
施設名:函館大沼 鶴雅リゾート エプイ
住所:北海道亀田郡七飯町大沼町85-9
TEL:0138-67-2964
料金:1泊1室2名¥94,900~(2食付き)
「函館大沼 鶴雅リゾート エプイ」公式HPで詳細を見る>>
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カップルや夫婦でゆったりと過ごせそうな高級温泉宿から、仲間で貸し切りたいオーベルジュタイプまで。
気になった温泉宿があれば、ぜひ年末年始の旅先としてチェックしてみてほしい!
▶前回:「ちょっとレベルが高すぎました」温泉好きの友近が全力で推す、全国のスモールラグジュアリー宿4選!