『テフロン加工』の鍋をお手入れ法って? 解説に「ゴシゴシしなくて済む」
エコ掃除用のアイテムとして、注目されているのが『重曹』です。
油汚れに強いという特性を活かし、「キッチン用品のお手入れに使用したい」と思う人も多いのではないでしょうか。
とはいえ重曹をただやみくもに使うだけでは、思うような効果が得られない可能性も。
台所用品の洗浄に重曹を使用する際のポイントを、健栄製薬株式会社(以下、健栄製薬)の公式サイトから紹介します。
重曹を使ってキッチンの気になる汚れやニオイをリセット
健栄製薬によると、重曹はキッチンのさまざまな場所で活躍するのだそう。
例えば魚介類を切った後のまな板のニオイが気になる場合も、重曹によるお手入れが効果的。重曹を振りかけて水洗いすれば、ニオイを落とせます。
鍋の焦げ付きを取りたい時は、重曹をたっぷり入れた水を沸騰させ、そのまま冷ましてください。すると焦げが自然に浮き出てくるでしょう。
マグカップや湯呑などの陶磁器に付着した茶渋は、重曹を付けたスポンジでこすればすぐに落とせます。浸け置きする時間も必要ありません。
流し台やレンジ下はベタ付きやホコリで汚れがち。重曹水でぬらして固く絞ったぞうきんで毎日拭くと、汚れが取れるだけではなくニオイも除去できるでしょう。
デリケートな素材のアイテムも重曹できれいに
表面にコーティングが施されているものや、傷が付きやすい素材のものは、ゴシゴシとこすってお手入れしにくいでしょう。しかし重曹なら、素材を傷付けずにお手入れが可能です。
例えばフッ素樹脂加工の鍋は、以下の手順でお手入れしてみてください。
しつこい汚れは鍋に重曹大さじ2、酢カップ1/2、水カップ1を入れて沸騰させて落とします。あとは、サラダ油を塗ってなじませるだけです。
健栄製薬 ーより引用
このほか、銀食器やシルバーアクセサリーなどの純銀製品の変色も重曹できれいにできます。
金属製以外の耐熱容器にアルミホイルを広げた状態で入れたら、上に銀製品を置き、さらに上から重曹を振りかけます。
銀製品が沈む程度に熱湯を注いだら、後は5分程度待つだけ。取り出して水ですすぎ、やわらかい布で拭き上げれば美しさがよみがえります。なお、作業の際はやけどに注意してください。
銀がアルミニウムと重曹の働きによってピカピカになるのは、化学反応によるもの。アルミニウムに重曹を入れると水素が発生し、銀製品の黒ずみの原因となっている酸化銀を還元するためです。
重曹を使う時にはゴム手袋を着用するのがおすすめ
※写真はイメージ
重曹は、弱アルカリ性の性質を持つ洗剤。短時間であれば、直接肌に触れても特に大きな問題は生じないとされています。
しかし長時間にわたって触れていたり、肌の弱い人が使ったりする場合は、肌荒れを引き起こす可能性があるそうです。手を保護するためにゴム手袋を着用し、重曹が手に付いてしまった場合はすぐに洗い流しましょう。
重曹は、キッチンの気になる汚れをリセットしたい時におすすめの洗剤です。健栄製薬が公式サイト上で紹介しているようにさまざまな用途で活用し、キッチンを快適な空間にしましょう。
[文・構成/grape編集部]
出典 健栄製薬