「梟雄」の読み方、わかる?「梟」を「ふくろう」と読まないでね。【漢字クイズ】
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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「梟」です。
【Q】漢検1級配当漢字「梟」。「梟雄」の「キ」からはじまる音読みは?
「梟雄」の読み方は?
「梟」を「ふくろう」と読むことを知っている人は多いと思います。
しかし、今回は「梟」を音読みしてくださいね。
なお、「雄」も音読みですよ。
※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。
出典(読み・配当級):『漢検要覧1/準1級対応』(公財)日本漢字能力検定協会
正解は……
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「キョウユウ」です。
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【漢字解説】
「梟」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
[字義]
①ふくろう(ふくろふ)。=鴞。みみずくに似た鳥。性質があらく、昼はかくれ、夜出て小鳥などを捕食する。長じてその親鳥をも食うといい、悪鳥・不孝の鳥として憎まれる。
②たけだけしい。荒く強い。「梟雄」
③すぐれたもの。まさったもの。
④さら-す。さらし首にする。罪人の首を切って獄門にかける。「梟首」
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
「梟」は鳥の一種の梟(ふくろう)を意味するだけではなく、さまざまな意味をもつ漢字です。
「たけだけしい」「まさったもの」といった強さを表す意味もあります。
「梟」の解字
会意。鳥省+木。鳥を木の上につきさしたさまで、ふくろう・さらすの意味を表す。ふくろうは不孝の鳥なので、これをさらし首にし、五月五日にそのスープを作り、みせしめに役人に飲ませたといわれる。
出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版
「梟雄」ってどんな意味?
「梟雄」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。
残忍でたけだけしい人。「戦国の-」
出典:広辞苑 電子辞書第六版 岩波書店
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日本において人権意識が今ほど高まったのも、長い歴史を振り返ると比較的最近のことといえるかもしれません。
戦国武将が活躍した時代や世界大戦が繰り広げられた時代などは人権意識は今よりもずっと低く、残忍なことをする人は珍しくなかったようです。
「梟」を含む熟語をチェック!
本記事の最後に、「梟」を含む熟語を紹介します。
・梟悪(キョウアク)
性格が悪く、人間の道に背くこと
・梟将(キョウショウ)
勇猛な大将、猛将
・梟木(キョウボク)
斬首刑に処された首をさらす木
※問題解説:オトナサローネ編集部
(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)