オレンジの皮、捨てるの待って! まさかのエコ掃除アイディアに「すごい」
みかんやオレンジを食べた後、通常はゴミとして処分する『皮』。
実は掃除アイテムとして便利に使えることを知っていますか。
キッチンやリビング、和室の汚れが気になったら、オレンジやみかんの皮を使ったエコ掃除にチャレンジしてみてください。
洗剤を始めとする家庭日用品を製造販売する、株式会社UYEKI(以下ウエキ)の公式サイトより、おすすめの掃除方法を紹介します。
オレンジに含まれる『リモネン』の効果で汚れすっきり
オレンジやみかんの皮を使った掃除方法は、古くから受け継がれてきたエコテクニックです。
ウエキの公式サイトでは以下のように解説しています。
柑橘類の皮には精油成分が含まれていて、その中にリモネンという成分が。リモネンは爽やかな香りを放つだけでなく、動物性の油分を分解する性質を持っています。
ウエキ ーより引用
台所用洗剤には『オレンジオイル』が配合された商品が多くありますが、これもリモネンの作用を活用しています。
油分を分解して取り除くため、頑固なベタ付きをすっきり落とせるのが特徴です。
オレンジの皮を使ったお掃除方法とは?
ウエキの公式サイトでは、オレンジやみかんの皮を使った以下のような掃除方法を提案しています。
油汚れの掃除
・油汚れがひどい食器をオレンジの皮の白い部分でこすり洗いする。
・皮を絞ってオレンジオイルを垂らし、表皮をこすり付けてガスレンジをきれいにする。
・魚グリルの受け皿に水に入れ、オレンジの皮を1個ぶんほどちぎって浮かべておく。
このほかクレヨンの落書きも、オレンジの皮で優しくこすればきれいに。油汚れの一種なので、リモネンの作用によって分解されてきれいに取り除けます。
水垢や茶渋の掃除
・オレンジの皮の白い部分でシンクや蛇口を磨く
・湯呑に付いた茶渋を、オレンジの皮の白い部分に塩を付けて洗う
オレンジやみかんの皮でシンクや蛇口を磨くとピカピカになるのは、クエン酸効果で水垢を取り除けるため。もちろん、浴室や洗面所にも有効ですよ。
窓の掃除
水400㏄にオレンジ2~3個ぶんの皮を入れて15分ほど煮出して作った抽出液は、窓の掃除に効果的。
抽出液をガラスにスプレーして拭けば、手垢や油汚れをきれいにできます。
ただし、煮出して作った抽出液は無添加のため長持ちしません。使う時に必要なぶんだけ用意して、無駄なく活用しましょう。
また、ポリスチレン容器にリモネンが付着すると溶ける恐れがあるため、使用する素材には注意が必要です。汚れを落とす時は、目立たない場所で試してから全体に使用してみてください。
オレンジの皮をうまく活用してエコ掃除を
※写真はイメージ
リモネンの効果を高めるためには、外側のオレンジ色の面を使うのがおすすめです。
一方、柔らかく白い内側の面は、汚れをこそげ落とすのに向いています。掃除する場所に合わせて使い分けてみてください。
オレンジやみかんの皮を使った掃除方法は、洗剤のように化学成分を使っていないので、小さな子供やペットがいる家庭でも安心して使用できます。
ゴミとして捨てる前に、エコ掃除に活用してみてはいかがでしょうか。
[文・構成/grape編集部]
出典 ウエキ