【300万回再生突破】友近の “あの頃” っぽいサスペンスドラマが なぜこんなにエモいのか…昭和育ちが考えてみた
皆さんはもうご覧になりましたか? 2024年9月にYouTubeに公開された『友近サスペンス劇場 外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人』。
1時間半を超える長尺の動画でありながら、あれよあれよという間に300万回を超える再生回数を記録しているんです!
なぜこれほどまでに多くの人の心を惹きつけるのか……昭和育ちの私が “あの頃” っぽいサスペンスドラマの見どころをご紹介したいと思います。
【「2時間サスペンス」をフルで再現】
昭和のころに盛んだった2時間サスペンス。それをお笑いタレントの友近さんを主演に据えてそっくり再現したのが『友近サスペンス劇場 外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人』です。
ドラマの一部分をパロディ化する、というのはよくあるかと思いますが、こちらは約1時間半かけたフルストーリーになっているのがまず特筆すべきところではないでしょうか。
友近さん演じるフリーライターの黛京子とモグライダーの芝大輔さん演じるカメラマンの奥野茂コンビが道後温泉に出かけ、殺人事件に出くわすところからの、謎解きパート、おなじみの崖での犯人確保、最後のよくわからない主役コンビのいちゃいちゃ(?)まで端折ることなく完全再現されているんです!
これは、「黒蛙の美女」でも感じられた友近さんの昭和サスペンスへの偏愛ぶりと、フィルムエストTVならではの昭和っぽく見せる映像技術が見事に融合した結果だといえるでしょう。
【細部までこだわりが満載】
さらにこの動画、ただ長いだけでなく、細部までこだわりがすごいんです。
少しぼやけたような映像(昭和のテレビ画面を思い出す!)、紫の炎を背景に出てくるタイトルロール、わざと昔風の作りにした架空のCMなど、全体を通して当時の空気感を再体験できる作りになっています。
友近さんのヘアメイクやセリフ回しなどの“あの頃”っぽさも完璧で、もはや女優としての貫禄まで感じるほど。死体を見つけたときの「ひえあああああ」という悲鳴なんて、もはやお家芸の域といえるかも。芝さんの “昭和のハンサム顔” も絶妙で、主演女優の相棒としてぴったりな人選です。
要するに、細部まで作り込みがスゴすぎるんよ……。
【YouTubeで公開中!】
あまりの再現度の高さに、「これ、30年ぐらい前に観た記憶ある……」なんてニセの記憶が呼び起こされそうになる『友近サスペンス劇場 外湯巡りミステリー・道後ストリップ嬢連続殺人』。
私ぜったい、エンディングで流れる「ジャスト・アローン」(唄 友近)も前に聴いたことがある気がするんですけど……!!!
“あの頃”の気分がよみがえって、昭和育ちにとってはエモい感情になるのも当然かもしれません。
ちなみに、11月に池袋HUMAXシネマズで「友近さん登壇&副音声付き上映会」が開催される予定ですが、残念ながらこちらのチケットはすでに売り切れの模様。動画自体はYouTubeで視聴できますので、まだ観たことがない方はぜひご覧になってみてください♪
参照元:YouTube、プレスリリース
執筆:鷺ノ宮やよい