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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「虻​」です。

【Q】漢検準1級配当漢字「虻​」。「虻」の「あ」からはじまる訓読みは？

「虻」の読み方は？

部首は虫部（むし・むしへん）。

ヒントは蠅（はえ）に似ている虫です。中には人の血を吸うものもいるよ。

※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。

出典（読み・配当級）：『漢検要覧1/準1級対応』（公財）日本漢字能力検定協会

正解は……

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「あぶ」です。

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【漢字解説】

「虻」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

①あぶ。はえより大きく、人畜の血を吸う。

②草の名。ばいも（貝母）。ははくり。あみがさゆり。

③伝説上の鳥の名。一足一翼で、二匹が助け合って飛ぶという。

出典：新漢語林　第二版　大修館書店　電子辞書版

虻はどんな虫？

ハエ目中の一群の昆虫の総称です。蠅（はえ）と似ていますが、虻は蠅よりもサイズが大きい傾向にあります。

雌が人畜を刺し、血を吸って病原体を媒介する種類や、花に集まって花粉や蜜をなめる種類があります。

「虻​」を含む言葉

本記事の最後に、「虻​」を含む慣用句と四字熟語を確認していきましょう。

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・虻蜂取らず（あぶはちとらず）

あれもこれもとならい、1つも得られないこと。欲が深いゆえに失敗すること。

・蚊虻走牛（ぶんぼうそうぎゅう）

力の小さいものが力の大きなものを倒すことのたとえ。

もしくは、ささいなことが大きな事件や災難を引き起こすこと。

・蚊虻之労（ぶんぼうのろう）

価値がなく、つまらない技術のこと。

※問題解説：オトナサローネ編集部

（意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています）