「発達障害です」って言われたら、どう返すのがいいの?当事者が一番困るのは……(後編)
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東京で4人の子どもと暮らしているライター・岡本ハナです。
長女はADHDと強迫性障害を併せ持ついわゆる発達障害児ちゃん。
東京で子育てをして13年目。少子高齢化が深刻になればなるほど、世間が優しくなっているなぁと感じる今日この頃。
今回は「子どもが発達障害だと話すと、まわりはどんな反応をするか」という話をしたいと思います。【後編】です。
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◯◯な反応はちょっと困る 次ページ
パターンその2:過剰に心配される
もともと親同士、子ども同士も仲がいい場合は、すご~く心配してくれることが多いです。「全然分からなかったけど、言われてみれば特徴あるよね」と正直に話してくれる人も。
なかには、心配する気持ちが加速して、お説教モードになる場合もあります。「仕事してる場合じゃなくない?ちゃんと子どもに向き合いなよ!」の言葉にはカウンターパンチをくらったような気持ちになったなぁ……。
でも、私は仕事がしたい。仕事をしている姿も見せたい。そもそも、育児だけをしていたら気が狂いそうになる!!
心配してくれる気持ちだけ嬉しく受け止めるのがこのパターンです。
そして、最近多いのが… 次ページ
パターンその3:共感される
最近多いのが共感するパターン。発達障害の認知度が高くなったからでしょうか。それとも、気になればすぐ専門機関を受診する人が増えたせいかもしれませんね。
かと言って、「同じ発達障害だから特徴が同じ」というわけではないのが難しいところです。腹の底では、お互いを比べ合って「うちの方がマシかも」なんて思っているかもしれない。だけど、同じ境遇の者同士、ウマが合うことがほとんどです。
最後に、一番困るのがコレ 次ページ
パターン4:話が通じない
実は、一番困る反応がコレ。相手が全く発達障害についてご存知ないパターンです。仕方がないのですが、発達障害という言葉を初めて聞く人もいるので、イチから特徴を説明します。
また、障害という名から特徴的な顔つきを想像することもあるようで「見た目では分からないね」なんて言われることも。発達障害は見た目では分からないから、そこも苦労するんですよ……なんて、話が堂々巡りしがちです。
発達障害がもっと認知され、生きづらさを感じている人たちが健やかに暮らせますよう、切に願ってやみません。