T・エルナンデスがミラン最高額の給与を要求? 代理人は否定「世論を誘導するために誰かが噂を流している」
ミランに所属するフランス代表DFテオ・エルナンデスの代理人が、契約延長交渉における一部の報道を否定した。9日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がコメントを伝えている。
現在27歳のT・エルナンデスはアトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2016年夏にトップチーム契約を結んだ。アラベスへのレンタル移籍を経て“宿敵”レアル・マドリードに完全移籍するが、出場機会の確保には至らずレアル・ソシエダへとレンタル加入。2019年7月に完全移籍でミランへ加わった。イタリアで不動の地位を築くと、2021-22シーズンにはクラブのセリエA制覇に大きく貢献。加入からここまで公式戦224試合出場31ゴール38アシストを記録している。
在籍6シーズン目となる今季も、開幕から公式戦10試合出場2ゴール3アシストをマークしているT・エルナンデス。クラブとの契約が2026年6月までとなっている同選手は、数カ月にわたり契約延長に向けた交渉を進めていると報じられていた。しかし、一部メディアは選手側が年俸800万ユーロ(約13億1000万円)を要求中と報道。この金額はポルトガル代表FWラファエル・レオンが受け取る年俸700万ユーロ(約11億4000万円)を超えており、ミランの中で最高額の給与を求めていると伝えられた。
そんななか、イタリアのテレビ番組『QSVS』に出演したT・エルナンデスの代理人が今回の報道について言及。「この4カ月間、交渉の話は何もしていない」と述べつつ、「クラブから連絡があり『残留を望んでいるか、ミランに満足しているか』と聞かれた。私たちはイエスと答えたが、それ以上連絡はなかった。クラブからは何もオファーを受けていない」と現在の状況を明かしている。
また、T・エルナンデスが高額な給与を要求しているか問われると、「彼が不利になるよう世論を誘導するために、誰かがこのような噂を流している」と明確に否定した。