【ACL2】広島が後半ATの劇的決勝ゴールで開幕2連勝! 町田戦から先発全員変更でアウェイゲーム勝利
AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2のグループステージ第2節が3日に行われ、サンフレッチェ広島(日本)と東方(香港)が『旺角大球場(モンコック・スタジアム)』で対戦した。
2-0で勝利した町田ゼルビア戦から中5日で迎えた広島は、スターティングメンバーを町田戦から11人全員を変更。37歳のベテラン柏好文が名を連ね、キャプテンマークを巻いた。
試合はいきなり動く。7分に、右コーナーキック(CK)からファーサイドで待っていた東方のセンターバックダニエル・アルマザン・ベラが頭で合わせてゴールネットを揺らした。広島は開始早々の先制を許してしまう。
22分、徐々に安定感を取り戻した広島は、ピエロス・ソティリウがネットを揺らすも、ハンドと判定され得点は認められず。その後も、広島がゴールに迫るシーンを増やしていった。
すると、40分に同点に追いつく。バイタルエリア付近でボールを貰ったMF松本大弥がドライブのかかった見事なミドルシュートを放ち、豪快にネットへ突き刺した。
勢いづく広島はさらに42分、右サイドからのクロスを志知が頭で折り返し、走りこんだ18歳の中島洋太朗が左足で合わせてゴール。広島がわずか2分間で逆転に成功した。
しかし、得点直後の45分にアクシデントが起こる。この試合で何度も頭にダメージを受けていた中島がピッチに倒れこんでしまう。松本大志との途中交代を余儀なくされた。
後半、点差を広げたい広島であったが、早々に失点を喫する。46分、DFラインからのロングフィードに反応したノア・バッフォーが抜け出し、角度のない位置からファーサイドに豪快な一発。2-2と同点に追いつかれてしまった。
その後は、広島がボールを保持し、東方がロングボールでカウンターを狙う構図が続いたが、なかなか得点は動かない。
このまま終了かと思われた後半アディショナルタイム、広島が再びセットプレーから試合を動かす。コーナーキックから荒木隼人が打点の高いヘディングシュートを放つと、これがゴールネットを揺らした。
荒木のゴールが決勝点となり、2-3で試合終了。広島が劇的な決勝点でACL2開幕2連勝を飾った。ACL2第3節は10月23日(水)に行われ、広島はホームでシドニーFC(オーストラリア)と対戦する。
【スコア】
東方(香港)2-3 サンフレッチェ広島(日本)
【得点者】
1-0 7分 ダニエル・アルマザン・ベラ(東方)
1-1 40分 松本大弥(サンフレッチェ広島)
1-2 42分 中島洋太朗(サンフレッチェ広島)
2-2 46分 ノア・バッフォー(東方)
2-3 90+5分 荒木隼人(広島)