ヤクルト高津監督“1年契約”の寿命をさらに縮める「青木宣親の入閣」
ヤクルトの青木宣親外野手が引退試合(10月2日・対広島=神宮球場)を行った。日本球界最年長の42歳。21年間の現役生活最後の試合も、マルチ安打で締めくくった。日米通算2730安打はイチロー氏(同4367安打)に次ぐ2位。試合後の引退セレモニーではイチロー氏がビデオメッセージでサプライズ登場し、「高校からだったら3000本は楽勝だったかな」との言葉に青木は号泣していた。
気になるのは今後だ。
「神宮球場は超満員で、それまでも各球団のホームで青木に対し花束贈呈など引退セレモニーが行われていました。あまり見ない異例の光景で、それだけ球界とファンに愛されていたということ。MLB(2012年~17年)では7球団を渡り歩き、アジアの選手にありがちな偏見などを受けプレー以外でかなり苦労したようですが、18年にヤクルトに復帰してからは後輩思いの面倒見のいい先輩になった。村上(宗隆)も“チーム青木”の一人です」(夕刊紙記者)
セレモニーでは「自分が愛したこの球団をよろしくお願いします」と泣きながら挨拶していたが、
「ヤクルトでは来季に向けたコーチングスタッフの組閣をほぼ完了させているものの、青木に対し特別なポストを検討している可能性は高い。2季連続で低迷した高津監督の続投は決まりましたが契約は1年の予定で、青木の入閣が正式に決まれば『ポスト高津』の一番手になる。しかも来季のヤクルトも戦力的に苦戦必至の情勢なだけに、ひょっとすると『青木監督』の誕生は早まるかもしれません」(前出・夕刊紙記者)
そんな展開を望んでいるファンは、意外に多いのかもしれない。
(小田龍司)