“王者”レアル、CL2戦目にして早くも黒星…指揮官「私たちが受けた感情を心配している」
レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督がリール戦を振り返った。10月2日、スペイン紙『ムンド・デポルティーボ』が同監督のコメントを伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節が10月2日に行われ、リール(フランス)とレアル・マドリードが対戦した。試合は序盤から拮抗した展開に。すると、前半アディショナルタイムにエドゥアルド・カマヴィンガのハンドでリールがPKを獲得。ジョナサン・デイヴィッドが沈めて先制し、1-0のままリールが勝利した。
この敗戦により、昨シーズンから続いていた公式戦無敗記録が「36」で途絶えたレアル・マドリード。今季のCL2戦目で早くも黒星を喫した前大会王者だが、アンチェロッティ監督は「相手は私たちより優れたプレーをしていたし、勝利に値した」とリールを称賛している。
また、「試合に入るのに苦労したが、今は学ばなければならない」と敗戦の要因を分析しつつ、「冷静に物事を見つめ、すべてを投げ出さないようにしなければならないが、明らかに改善の余地はある」とコメント。「私たちには縦にプレーする必要のあるストライカーがいる。FWへのアプローチが遅いと問題になる」 と反省点を口にした。
さらに、「これはスポーツなので試合に負けることもある」と前置きした上で、「私はそれ以上に、私たちが受けた感情を心配している」と吐露。一方、過密日程による影響については、「言い訳を探す必要はない。何度も連続で試合をしたこともある。良い夜ではなかったし、それだけだ」と一蹴している。
なお、「今日の試合に対する批判は公平で正しい。私たちはこの試合で良いパフォーマンスを見せられなかった」とも発言。続けて、「前回の敗戦は素晴らしい目覚めのきっかけだった。まだ敗退したわけではないので、今回も同じようになればいいのだがね」と述べた。