アタランタがシャフタールを3発完封で今季CL初勝利! ジムシティとコスヌは負傷交代に…
チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第2節が10月2日に行われ、シャフタール・ドネツク(ウクライナ)とアタランタ(イタリア)が対戦した。
シャフタールは、2022年2月に始まったロシアによる軍事侵攻の影響で2022-23シーズンからウクライナ国内でCLを開催できておらず、今季はシャルケ(ドイツ)の本拠地である『フェルティンス・アレーナ』でホームゲームを行う。CL第1節はボローニャ(イタリア)とアウェイでスコアレスドローに終わった。一方、アウェイのアタランタも、CL初戦は強豪アーセナル(イングランド)とスコアレスドローで終えた。互いに今大会初勝利を目指して激突する。
立ち上がりからアタランタが攻め込む展開になると、21分に試合が動いた。左サイドからアデモラ・ルックマンがクロスを入れると、ペナルティエリア内でベラト・ジムシティがワントラップからシュート。これがゴールネットを揺らし、アタランタが先制に成功する。
リードを奪ったアタランタは、その後も試合の主導権を渡さない。36分にはルックマンのボレーシュートがクロスバーに直撃。39分にはゴール前でシャルル・デ・ケテラーレがヘディングシュートするなど、厚みのある攻撃でゴールを脅かした。
すると、前半終了間際の44分に追加点が生まれる。ラザール・サマルジッチからのパスでペナルティエリア内左に入ったセアド・コラシナツが中央へ折り返し、ルックマンがダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らした。
前半はこのままアタランタが2点のリードで折り返す。ただ、先制点を決めたジムシティは負傷によりハーフタイムで交代した。
後半は立ち上がりにシャフタールが攻め込む場面を作ったが、48分にアタランタがさらに追加点を奪う。左サイドを駆け上がったザッパコスタがペナルティエリア内からクロスを入れると、ファーサイドでラウル・ベッラノーヴァがヘディングシュートでゴールネットを揺らした。
その後も52分にザッパコスタのシュートがポストに直撃するなどアタランタがチャンスを創出。対するシャフタールもゴールを狙ったが、最後まで得点を奪うことはできなかった。
このまま試合を終えたかったアタランタだったが、83分にアクシデントが発生する。オディロン・コスヌが足を抑えて自ら交代を要求。ジムシティに続いて負傷交代を余儀なくされた。
それでも試合はこのまま0-3で終了。アタランタが今大会初勝利で1勝1分、敗れたシャフタールは1分1敗となった。
次節、シャフタール・ドネツクは22日にアウェイでアーセナルと、アタランタは23日にホームでセルティック(スコットランド)と対戦する。
【スコア】
シャフタール・ドネツク 0-3 アタランタ
【得点者】
0-1 21分 ベラト・ジムシティ(アタランタ)
0-2 44分 アデモラ・ルックマン(アタランタ)
0-3 48分 ラウル・ベッラノーヴァ(アタランタ)