「TVerお気に入り」で見る2024年・秋の新ドラマの期待度ランキング!
今年も豊富な顔ぶれがそろった秋ドラマ。すでに放送が始まっている『スノードロップの初恋』(フジテレビ系)、『3年C組は不倫してます。』(テレビ朝日系)を皮切りに、各局がしのぎを削ることになる。
では、現段階での視聴者の期待度はいかほどか。ここでは、放送時間帯や裏番組が関係ない配信サービス「TVer」のお気に入り数を基準に、ランキングトップ5をピックアップしてみた。なお、ここでは期待度を測るためシリーズ続編作品は除いて、新作にだけに絞っている。
■5位『全領域異常解決室』(フジテレビ系)19.6万
5位は9日スタートの『全領域異常解決室』(フジテレビ系)。同局の『謎解きはディナーのあとで』や『すべてがFになる』『貴族探偵』など原作付きのミステリーで良作をドロップしてきた脚本家・黒岩勉によるオリジナル作品。「神隠し」や「キツネツキ」といったオカルトや超常現象を、「全領域異常解決室」という捜査機関が解決していくミステリーとのこと。主演が藤原竜也であることも含めて、良くも悪くも振り切ったドラマになりそうだ。
■4位『モンスター』(フジテレビ系)19.9万
4位は関テレ制作の弁護士ドラマ『モンスター』。昨年のNHK連続テレビ小説『ブギウギ』で国民的女優の仲間入りを果たした趣里が「常識にとらわれず、感情を排除して相手と向き合う」型破りな弁護士を演じる。脚本は2020年の『モコミ~彼女ちょっとヘンだけど』(テレビ朝日系)で向田邦子賞を受賞している御大・橋部敦子氏。橋部氏にとって女性が主人公のオリジナル作品は21年に芳根京子主演で放送された『半径5メートル』(NHK総合)以来となる。「個性的な女性」のキャラクター造形で楽しませてくれる同氏だけに、趣里演じる主人公の人物像にも期待したい。
■3位『放課後カルテ』(日本テレビ系)20.1万
3位は人気コミック『放課後カルテ』(講談社)のドラマ化作品。小学校に赴任することになるぶっきらぼうな主人公医師・牧野役には松下洸平、牧野といがみ合いながらも生徒のために協力していくことになる教員・篠谷には森川葵が配された。脚本には『医龍』(フジテレビ系)シリーズや『救命病棟24時』(同)シリーズといった医療ドラマの経験もある、ひかわかよ氏。全16巻という原作のサイズ感もドラマ化には適していそうだ。
■2位『オクラ~迷宮入り事件捜査~』(フジテレビ系)20.9万
2位は反町隆史と杉野遥亮がバディを組む本格刑事ドラマ『オクラ』。「昭和と令和の凸凹コンビがオクラ(お蔵入り)の事件を解決していく」作品になるという。ちょうど『ビーチボーイズ』(同)が再放送されているタイミングで「反町隆史=昭和のジジイ」といわれてしまうと隔世の感もあるが、もう50歳なので特に不自然というわけではなさそうだ。脚本は武藤将吾氏。『電車男』(同)『花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~』(同)といったポップな作品から『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)のようなハードボイルドまで広い作風を持つ氏だけに、仕上がりが楽しみだ。
■1位『わたしの宝物』(フジテレビ系)24.6万
1位は、夫以外の男性との子どもを、夫の子どもだと偽って生み育てる「托卵」という題材を扱った話題作『わたしの宝物』。『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』『あなたがしてくれなくても』に続く三竿玲子プロデューサーの「夫婦にとって禁断の問題3部作」の様相となっている。主人公の専業主婦・美羽を演じるのは松本若菜。『西園寺さんは家事をしない』(TBS系)から2クール連続でゴールデン帯の主演を務めることになった。脚本は『あなして』も手掛けた市川貴幸氏。手堅くも危ないドラマが見られそうだ。