広島カープ田中広輔の不倫報道で無関係の女優がトレンド入り…「風評被害」に同情の声

 プロ野球・広島東洋カープの田中広輔選手が、一般女性と不倫関係にあると報じられた。これ自体もファンにとっては衝撃的な騒動だが、本題とは違った部分でも波紋が広がっている。お相手の一般女性が「松岡茉優似」と形容されたことで、ネット上で「松岡茉優が不倫したのかと思ってビビッた」「風評被害にもほどがある」などと松岡に同情の声が集まっているのだ。

 田中選手の騒動は、1日付の「文春オンライン」(文藝春秋)が報道。妻子ある身の田中選手が、不倫関係にあるとされる30代の一般女性と9月中旬に都内の高級ホテルで朝まで過ごしたとする内容だ。これだけなら野球ファンの間で話題になるくらいだっただろうが、この報道の余波によりSNSで「松岡茉優」がトレンド入りしたことで思わぬ騒動に発展した。

 トレンド入りした理由は、記事のタイトルが「《衝撃不倫》『遠征先の高級ホテルで密会』広島カープ田中広輔(35)が松岡茉優似30代美女と禁断愛」で、松岡の名前が入っていたためとみられる。「週刊文春」(同)の電子版でも「《不倫ツーショット写真入手》広島カープ”レジェンド”田中広輔(35)が松岡茉優似30代美女と大胆不倫」とのタイトルになっており、松岡の名前が共通して使われている。

 お相手が一般人ということで顔写真を出すわけにはいかず、容姿をイメージしやすいように有名タレントに例えたのだろう。しかし、松岡は6月にHey! Say! JUMPの有岡大貴との結婚を発表したばかり。新婚なのに「不倫疑惑記事」で名前を使われたことについて、ネット上では以下のような同情や憤りの声が相次いだ。

「松岡茉優が不倫したのかと思ってびっくりした、風評被害にもほどがある」

「松岡茉優似とか書かずに30代女性でいいだろ……田中広輔の不倫が本当なのかどうかは知らんけど、松岡茉優がどう考えても1番可哀想だわ」

「『松岡茉優』がトレンド入りしているから何ごとかと思ったら文春の記事か。松岡茉優さんにとっては、何の関係もなく迷惑千万な話。こういう見出しを立てるのはいかがなものか」

「いつも思うんやけど、〇〇似って例えられた女優さんすごい迷惑だと思う。松岡茉優なんて新婚なのに……」

 有名人の不倫相手や交際相手が一般人だった場合、週刊誌メディアでは「〇〇似」という表現が使われることがよくあり、とくに「文春」はその傾向が強いようだ。

 2日付の「週刊文春」電子版は、楽天ゴールデンイーグルスの小深田大翔選手が人妻と交際しているとして「楽天盗塁王・小深田大翔(29)と北川景子似人妻の“不倫3連泊スクープ”写真」と報道。同じ2日に楽天の村林一輝選手の「極秘入籍」を報じた記事では、「お相手は“中条あやみ似”年上京美人」と伝えられた。

 また、3月にカープの上本崇司選手の不倫疑惑が「文春」で報じられた際には、見出しに「桐谷美玲似ミニスカ女性」との文字が躍った。8月にKAT-TUNの中丸雄一が女子大生とホテルで密会したと「文春」がスクープした時は、記事タイトルに「橋本環奈似女子大生」というフレーズが使われている。もちろん「文春」に限った話ではなく、3月に元プロボクシング世界王者の村田諒太の不倫疑惑が「FLASH」(光文社)で報じられた際は、見出しで「“松嶋菜々子似”年上美女」とお相手女性を形容していた。

 おめでたい結婚の話題などであれば「お相手は〇〇似」と報じるのも理解できなくはないが、不倫報道などで関係ない女性タレントの名前を出すのは“風評被害”につながりかねない。ネット上でも「〇〇似って書く必要ある?」「釣りタイトルみたいで好きじゃない」といった否定的な意見が目立っており、週刊誌業界はこのような表現を続けていくべきかどうか考え直してみる必要がありそうだ。

2024/10/2 19:00

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