遂に新天地デビューのメリーノ、アーセナル加入後に受けた“衝撃”を語る「驚くべきことだった」
アーセナルに所属するスペイン代表MFミケル・メリーノが、新天地での日々について語った。2日、イギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。
現在28歳のメリーノは今夏にレアル・ソシエダからアーセナルへ完全移籍加入。ミケル・アルテタ監督が熱望した中盤の新戦力として活躍への期待が寄せられていたなか、合流直後のトレーニングで肩を骨折し、戦線離脱を余儀なくされることとなった。
そんなメリーノは現地時間1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第2節のパリ・サンジェルマン(PSG)戦で待望の新天地デビューを飾った。64分にガーナ代表MFトーマス・パルティとの交代で本拠地『エミレーツ・スタジアム』のピッチに足を踏み入れると、中盤の一角として試合終了までプレー。現地紙『イブニング・スタンダード』はデビュー戦のプレーについて「鋭いタックルを見せつつ、ボールを上手く循環させ、チームにもたらし得るものを垣間見せた」と記している。
ようやくアーセナルでの第一歩を踏み出したメリーノは加入直後の負傷について「本当に不運だった。こんなケガは見たことがないし、タイミングが悪かったと思う」と振り返りつつ、「僕は物事の明るい面を見るのが好きなんだ。考える時間がたくさんできたし、チームメイトやスタッフのことを知ることができた。戦術や体力面でやるべきことに取り組めたし、4週間前よりも良い選手になったと思うよ」と強調。その上で、ミケル・アルテタ監督のトレーニングに衝撃を受けたことを次のように明かしている。
「驚くべきことだった。僕がこれまでのキャリアで見たこともないようなことをやってくる。まったく新しいことなので、適応するのには時間がかかるよ。でも同時に、肉体的な面だけでなく、精神的なことも求められるから、理解した時には別のレベルに達することができるんだ。精神的にも強くなるし、それは試合でもわかることだろう。やっていることのすべてを話すつもりはないが、ある瞬間と次の瞬間までの間に休みがない。周りで何が起こっているかを常に意識させてくれるんだ」
アーセナルは今シーズンここまで公式戦無敗を維持。21年ぶりの優勝を目指すプレミアリーグでは4勝2分と好スタートを切っている。今後の活躍に期待がかかるメリーノは「成長したいし、もっと学びたい」と意欲を示し、「このクラブのメンタリティーは素晴らしい。試合でもトレーニングでも、一つ一つの細かいこと、そして基本的なことに集中している。トロフィーを獲得することが誰にとっても一番重要なことで、僕たちはそれに夢中になっているんだ」とタイトル獲得への思いを口にした。