守田英正がCL第2節フル出場でチャンス創出…スポルティングは終盤の同点弾でPSVとドロー決着
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第2節が10月1日に行われ、PSV(オランダ)とスポルティング(ポルトガル)が『フィリップス・スタディオン』で対戦した。
CL初戦ではリール(フランス)と激突し、2-0の快勝を飾ったスポルティング。迎えた第2節でも、指揮官を務めるルベン・アモリム監督は日本代表MF守田英正を先発に起用した。対するは、昨季のエールディヴィジ王者であるPSV。今シーズンのリーグ戦でもここまで全勝を維持する同クラブだが、ユヴェントス(イタリア)とのCL初戦は1-3で落としており、このゲームでは今大会初白星を目指して戦う。
試合は早い時間帯に動いた。15分、PSVのイェルディ・スハウテンが高い位置でボールを奪うと、ペナルティエリア手前から右足を振り抜く。低く強烈なシュートは左のサイドネットに吸い込まれ、PSVが先制に成功する。
その後もPSVがボールを動かす展開となり、アウェイのスポルティングはなかなかシュートまで持ち込む場面を作れなかった。前半はこのまま1-0とPSVがリードして折り返した。
後半も立ち上がりからPSVが高い位置でボールを奪ってカウンターからチャンスを作る。55分にはペナルティエリア内でルーク・デ・ヨングが見事なトラップで相手DFを交わし、フリーになって左足でボレー。しかし、シュートは枠を捉えることができなかった。
対するスポルティングも59分にカウンターからチャンスを創出。しかし、フランシスコ・トリンコンのシュートはルーク・デ・ヨングの体の張ったブロックに阻まれた。
70分にはスポルティングが決定機を演出する。中盤でエドゥアルド・クアレスマがタックルし、こぼれ球を守田が拾うと、絶妙なスルーパスを供給。そのまま背後へ抜け出したエドゥアルド・クアレスマが広大なスペースでフリーになり、GKとの1対1を迎える。しかし、シュートモーションに入ったところで足を滑らせて倒れてしまい、シュートを打つことはできなかった。
終盤に入り、83分に再び試合が動いた。左サイドからマクシミリアーノ・アラウホがクロスを供給。相手に当たってコースが変わると、ニアサイドでダニエル・ブラガンサがボレーシュート。これがゴールに突き刺さり、スポルティングが土壇場で同点に追いついた。
試合はこのまま1-1で終了。スポルティングとPSVは互いに勝ち点1を分け合う結果となった。
第3節は10月22日から23日にかけて行われ、PSVは22日にアウェイでパリ・サンジェルマン(フランス)と対戦。スポルティングは22日にアウェイでシュトゥルム・グラーツ(オーストリア)と対戦する。
【スコア】
PSV 1-1 スポルティング
【得点者】
1-0 15分 イェルディ・スハウテン(PSV)
1-1 83分 ダニエル・ブラガンサ(スポルティング)