コインランドリーの活況はいつまで続く?人気の要因は「デカい・安い・死ぬ」

 最近、ようやく秋の気配を感じられるようになり、衣替えを考える人も多いだろう。そんな季節の変わり目に人気を集めているのがコインランドリーだ。

「最近はカフェ併設など、おしゃれなコインランドリーが増えていますが、実は2021年にはクリーニング店の数を上回っている。2023年度の全国のクリーニング店は2万1299店舗(取次所を除く)、23年度のコインランドリーはおよそ2万5000店舗。コインランドリーはここ10年間で4割増えたといいます」(生活情報誌ライター)

 昔は単身男性の使用が多かった印象のコインランドリーだが、近年は洗濯機が大型化しており、むしろ一般家庭の利用がメインになっている。夫婦で週末にまとめて洗濯しに来たり、梅雨時に乾燥機のみ利用するケース、秋口にのいまは、布団やシーツ、洋服をまとめて洗いにくる人が多いという。

「共働きや高齢世帯が増え、家事の負担を減らしたいとコインランドリーを利用する人が増えています。洗濯物を干す手間、乾くまでの時間を節約できるうえ、クリーニングなら1~2日かかるものが、コインランドリーなら2時間で終わる。タイパの良さも人気の理由です」(同)

 さらに、ダニ対策になるのもコインランドリーの利点らしい。

「ダニ退治には熱が重要で、60℃以上の熱だと約10分で死滅するといわれます。一般的な家庭用電気乾燥機は50℃ぐらいで、最高でも70℃ほど。一方、コインランドリーでは100℃の熱が出るので、ほぼ一瞬で死滅します。遠心力が強いので死骸もほとんど残りません」(同)

 コインランドリーはまだまだ増えそうだ。

(鈴木十朗)

2024/9/30 10:00

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