小遣いをもらえず腹を立てた10代少年、母親を何度も蹴り倒す(中国)

中国山東省で、10代の少年が母親に暴力を振るう動画が撮影され、中国版TikTok『抖音(ドウイン)』で拡散されると、人々に大きな衝撃を与えた。香港のニュースメディア『South China Morning Post』によると、動画は現地時間15日に住宅街で撮影されたもので、少年が自分の母親を激しく蹴る様子が映っていた。

母親は蹴られた衝撃で地面に倒れたが、少年は追い打ちをかけるようにさらに蹴りを入れた。通行人の女性が少年を止めようとしたが、彼はつかまれた腕を振りほどき、母親を背後から蹴りつけた。

その後、近くにいた警備員が止めに入り少年を説得しようとしたが、彼は聞く耳を持たず、暴言を吐きながら再び母親に向かって突進した。しばらくすると、警備員の通報を受けた警察官が駆けつけ、少年は取り押さえられ、そのまま連行された。

事件は親子の自宅の外で起こり、その場に居合わせた親子を知る人は「息子が母親に小遣いをせがんだところ、もらえなかったために暴力を振るったようだ」と明かした。母親は夫と離婚した後、相当息子を甘やかしてきたことが報道されている。

それを裏付けるように、母親は息子に蹴られても反撃せず、助けに入ろうとした人々に「大丈夫だから」と関与しないように告げていた。さらに母親は、警察に勾留された息子をその日のうちに迎えに行き、自宅に連れて帰ったそうで、今回の動画には多くの怒りの声があがった。

「一番腹立たしいのは、母親が周囲に『大丈夫だから』と言っていることだ。」

「見るからに腹が立つ。彼をきちんと教育して、母親に対する感謝の気持ちを教える必要がある。」

「この息子が母親に暴力を振るうのは、初めてではないはずだ。」

「この動画には言葉を失ってしまった。ただ涙が出るだけだ。」

また、蹴られた瞬間に母親の洋服がめくれ、帝王切開の傷跡が見えたことに気づいた人もおり、「この息子を帝王切開で出産しているなんて、母親がかわいそう」と嘆く声も見られた。

『South China Morning Post』では、中国で他人を故意に殴ったり傷つけた場合は5~10日間拘留され、200~500元(約4100円~1万200円)の罰金が科せられる可能性があるが、未成年者には罰則が軽減されることが多いと伝えている。

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画像は『South China Morning Post 「5 million watch clip of Chinese teen viciously attacking mum for refusing to give him cash」(Photo: Douyin)』より

(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

2024/9/29 18:55

この記事のみんなのコメント

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  • 中国にも日本の甘やかし過ぎのクソ親がてみてきたかそしてその子どもは犯罪予備軍になるかもね。

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