整理収納アドバイザーが「安くてもゼッタイに買わないもの」3つ
貯金を優先するための行動が、かえって逆効果になることもあります。そのうちのひとつが、“安物買いの銭失い”です。今回は、1,500万円貯めた整理収納アドバイザー1級のわたしが、買うのをやめて「手放したら貯まったもの」を3つご紹介します。
買わない①安さ重視のプチプラコスメ
コスメ代を浮かせるために、もともと安さ重視で選んでいたのですが…。使ってみて合わなかったり、妥協した結果しっくりこなかったりすることが結構ありました。
結果的に使い切れず処分、これでは節約にならないどころか“安物買いの銭失い”です。
今は安さで買うのではなく、自分に合う納得できるものを吟味してから購入。価格が高いものはサンプルをもらい、実際に試してから買うようにしていますよ。
値段が張るデパコスを選ぶこともありますが、しっかりと使い切ればむしろ高コスパです♪
買わない②100均の便利グッズ
便利なアイテムがずらりと並んでいる100円ショップ。わたしも普段からよく行くのですが、昔は「100円だから」と財布の紐がゆるくなりがちでした。
それほど機能性も見ずに、テレビで話題になっていた便利グッズを買うことも…。でも、必要だと思って買ったものって、結局はタンスの肥やしになることが多いんですよね。
一度も使わずじまいでキッチンの引き出しを占領しているのならば、そもそも買うべきではありません。
このムダ遣いに気付いてからは、「便利そう」「使ってみたい」という衝動買いを避けるように。100円でも本当に必要かを考えて、不要なものをカゴに入れないよう意識しています。
買わない③安易に買った収納アイテム
ものを片付けるとき、一番やってはいけないのが「初めに収納グッズを買うこと」。収納スペースを増やすと、ものをしまう場所が増えてしまい、部屋はいっこうに片付きません。
それどころか、物量が増えて部屋は余計にゴチャゴチャします。
わたしも以前は、「収納を増やしてはものが増える」という失敗を繰り返していました。「仕分けによさそう」いう理由だけで購入したかごも、棚のサイズに合わず使わずじまい…という失敗は数えきれません。
整理収納アドバイザーになってからは、「収納グッズはできるだけ買わない片付け」を優先するように。まずは物量を減らしてから、家にあるもので整理してみる。このやり方で取り組むようになってからは、収納アイテムに余計なお金を使わずとも、家をすっきりと片付けられるようになりました。
文・写真/三木ちな