結婚相手に選ばれない=女性として肯定されない?
結婚相手に選ばれない=女性として肯定されない?
結婚していない、できていない、一生できないのではないか? そんなプレッシャーや、恐怖感にかられている人、少なくないのではないでしょうか?
私自身もその1人でした。こんな私と結婚してくれる人がいるんだろうか?
周りを見ると、ゆるふわ系で、オシャレもできてお化粧もちゃんとしている女性ばかりに彼氏や旦那さんがいる。
「ゆるふわ女子」になれない私は、ずっとひとりぼっち。
そんなコンプレックスばかり感じていました。
そのコンプレックスはやがて「結婚相手がいない私は不幸」、「結婚しないと将来ひとりぼっちで不幸」「結婚できてこそ、女性として肯定される証」等々の妄想を引き起こし、不のスパイラルに陥りました。
でも今、結婚をしてみて分かるのは、その時は狭い世界にいたからこそ自分の不安一点に集中して不幸ばかり見ていた、ということです。
なんだか、「モテ」という言葉が神がかった言葉に見えてしまうのも、自分には到達できないモテの型に焦点を合わせていたから遠く見えただけの話。
実は、モテも結婚も「自分に合う相手を探す」シンプルなものなのです。
同じ民族ばかりの日本にいると、「モテ」すら一般的な型があり、それにあてはめなければ…という風潮すらあります。そんなの糞食らえです。本当に。
でもこの型につい、影響を受け意識してしまうのも日本人の性なのです。
ところが、日本を一歩外にでてしまうと、「あれれ?」と思う美人でもない女性が(失礼!)彼氏や旦那さんと幸せそうに歩いている姿を見かけます。
世界では、モテも色々な型があるのです。その分、日本ではモテを感じたことがなかった日本人女性がモテを感じることになります。
日本ではモテなんて一度も経験したことがなかった私が、海外で「モテ」を実感しましたし、中でも私自身が最強にモテる相手を発見し、結婚することができたのです。
そもそも海外にでると、「結婚しない=不幸」というようなプレッシャーがない国も多いので、結婚で感じていたプレッシャーもどうでもよくなるのですけどね。
モテの型だけでなく、生き方の型もバリエーションがあるので、何が不幸か何か幸せかは、本人次第になってきます。
何度もいろんなところで言っていることですが、特に日本人女性は世界でモテます。
視野を地球規模に広げてみる
今、取材で滞在中のインドネシアでも改めてそれを感じました。
20代、30代の男女には圧倒的に日本のアニメや漫画の影響があって、日本人女性の「カワイイ」に憧れを男女ともにもっているのです。
中には日本人女性のヘアメイクに憧れて渋谷系、原宿系のファッションを研究しているブローガーさんがいました。
他にも、日本のインターネットでカワイイファッションを取り寄せて着るものの、街では冷やかしに合うので出かける時はコートで隠して移動している、なんて女の子もいました。
他にもこんな話があります。あるインドネシア人の22歳の女の子に、日本での婚活、恋愛難について話をしたところ驚愕していました。
そして彼女は
「あんなにカワイイ日本人女性たちが、恋愛で困っているはずがない」
「日本人女性が世界に出たら、どれだけモテるか分かっていない。出会いがないと困っている人が多いのなら、外に出ないなんてもったいない!」
と言っていました。
もちろん、日本を出ないのも一つの選択肢です。
でも、出会いがない、相手がいない…と悩んでいて、どうにかしたいと思っているのであれば、外にでてみるのもありです。
少しの英語と、外にでる勇気さえあれば、自分に合うパートナーに出会える確率は格段に上がります。
日本という島国から、地球上という規模の選択肢に跳ね上がるのですから。
ちなみに、そのインドネシア人の女の子は英語ペラペラでした。
留学をできるほど裕福な家庭なのかな?と思い聞いたところ、留学ではなく音楽や映画、そしてインターネットなどを使って独学で習得したそうです。
「会話はさすがにネイティブの外国人と練習したのでしょう?」 と聞いてみたら、一人で会話をして練習しているとのこと。
英語=留学、資金と考えてしまう自分のちんけさに恥ずかしくなってきたのでした。
Text/中村綾花
初出:2014.12.14