この夏、話題の「丸いテープ」の正体は？ロングセラー商品をアスリートの声に応える形で製品化。無地の「パワーテープ」が大舞台で選手の活躍をサポート

「こめかみに貼ってある、丸いテープはなんだろう？」。この夏、大舞台で活躍した日本選手の姿を見て、そう思った方も多いのではないでしょうか？事実、こうした声がSNS上で多く飛び交い、メディアでも話題となりました。あの丸いテープはファイテン株式会社の「パワーテープ」で、長きに渡って多くのアスリートに支持されてきたロングセラー商品です。今回、選手からの要望に応え、大会の規則に触れないロゴなしの無地タイプを生産し、大舞台でのパフォーマンス発揮に貢献しました。その知られざる舞台裏について、マーケティング部部長の竹内智也に聞きました。

無地になった経緯

今回、大舞台で活躍した選手がファイテンの「パワーテープ」を貼っていたことで、この商品が改めて脚光を浴びました。本当にありがたいことだと思っています。

「パワーテープ」は30年以上に渡り、弊社を象徴する商品の一つとして多くのお客様にご愛用いただいて参りました。粘着面にチタン（炭化チタン）がコーティングされており、筋肉のリラックスを促すとともに、ベストパフォーマンスの手助けが期待できます。日常生活では首や肩、腕や腰に貼れば違和感にアプローチできますし、自費リハビリ施設「脳梗塞リハビリセンター」（株式会社ワイズ運営）との共同検証では、筋緊張亢進の減弱や、その筋が関連する他動的関節可動域の拡大、日常生活動作の改善で、顧客が実感を得たという結果も出ています。

長きに渡ってアスリートや皆様の健康を支えてきたロングセラー商品。粘着面の黒い部分にファイテン独自素材が施されています。

▼【リハビリ専門家驚きの効果】ファイテン「チタンテープ」で筋肉がほぐれる。

https://www.phiten.com/official-news/20220912/

弊社でも以前から、各競技団体からのヒアリングを重ねており、ロゴのない無地の「パワーテープ」の必要性については理解していました。また、サポートする選手からも「どうしても使いたいので、ロゴのないロールテープをハサミで切って使いたい」という要望があり、問題解決に迫られていました。

ただ販促の視点で言えば、ロゴがしっかり見え、多くの方に視認を求めたいことはいうまでもありません。しかし最終的にファイテンはボディケアカンパニーとしてアスリートを支えることが使命であり、アスリートファーストを実践するうえで、選手のパフォーマンス向上のための商品を作るのは当然のことという点で社内がまとまりました。無地の「パワーテープ」は「For Athlete」と銘打ち、これまでのラインナップに加わる形で弊社の公式通販でも販売開始。そして契約アスリートには早くからお渡しし、国内の試合でお使いいただいたのです。

パワーテープに先んじてロールテープはロゴなしのものが出ていました。

試合でも使用できる無地のパワーテープはアスリートの間ですぐに広まりました

こめかみに貼る理由は？

ではなぜこめかみにテープを貼るのでしょうか？使っている選手からは「動体視力がよくなり、相手の動きが見えやすくなった」、「視界の幅が広がった」という感想や、「集中力もアップした」という実感の声をいただいています。目と耳のつけ根のほぼ中間にあるこめかみは東洋医学において重要なポイントと言われています。目尻と眉尻の中間地点から親指1本分外側のくぼみは「太陽（たいよう）」というツボで、ここにアプローチすることで頭痛や目の疲れ、ストレス緩和に効果が期待できるのです。

アスリートはもちろんビジネスマンや偏頭痛にお困りの方にもお勧めです。

また、陸上長距離やマラソンでも無地の「パワーテープ」が使用されました。人の頭は体重の10%ほどを占める重さがありますので、首の胸鎖乳突筋に貼り、マッサージを施すことで頭を支え、呼吸を楽にすることが期待できます。また二の腕の裏側、上腕三頭筋に貼ることでスムーズな腕振りへとつながります。こちらもテレビからテープの存在をご確認いただけたかもしれません。また見えない部分になりますが、腸腰筋に貼り、体幹部分のバランスにアプローチしていました。

胸鎖乳突筋周辺はランナーにおすすめしたい使い方です。

【これからもファイテンを象徴する商品として】

今回、ロゴを出すことなく「パワーテープ」が話題となり認知が進みました。それは選手が好結果を出したからこそですが、その影響が拡大していく中で、改めて私たちも「パワーテープ」の魅力を再確認できました。リラックスを促し、パフォーマンス向上に寄与するというのが最大の魅力であることに加え、実感力の高さもこの商品の売りのひとつです。今回、話題になったことで多くのファイテンショップでお試しいただくお客様が増えましたが、皆さんから高い評価をいただいています。

こめかみにテープを貼り接客することで、お客様から商品に関するお問い合わせが増えました。

弊社は現在、「健光浴®」シリーズのレンタル事業や、お客様のお持ちのアイテムや住空間にコーティングを施す「ナノメタックスコーティング」など、従来の物販とは異なるビジネス展開も推進していますが、ファイテンという会社と商品の魅力を知っていただく上で、この「パワーテープ」以上に実績があり、ファイテンを象徴するものはありません。マーケティングに携わる者として今後の展開がとても楽しみです。

▼「健光浴®」についての詳細はこちら

https://www.phiten.com/hanyu-project/healthylightbathing-shower/

▼「ナノメタックスコーティング」についての詳細はこちら

https://www.phiten.com/nano-metax-coating/

【駅伝シーズンの選手にも注目】

秋から冬にかけては駅伝、マラソンシーズンです。大学駅伝などで先ほどご説明した首や腰回り、そして下肢に丸いテープを貼った選手たちの姿が多く見られることと思います。もう無地のものでも多くの方が「ファイテンのパワーテープ」と認識していただけるはずです。ひょっとしたらこめかみに貼って走る選手も現れるかもしれませんね。トップアスリートは筋肉のリラックスを促し、反応速度を高める狙いでの使用になりますが、市民ランナーの方も足の違和感防止などのために、ぜひ使っていただきたいと考えています。

▼駒澤大学陸上競技部×phiten　特設ページ

https://www.phiten.com/sports/features/komazawa-u/

▼拓殖大学女子陸上競技部×phiten　特設ページ

https://www.phiten.com/sports/features/takushoku-u/

今回、このような形で話題になり、多くの方に「パワーテープ」を知っていただきました。そして私たちも改めてこの商品の可能性を再確認したところです。今後もあらゆる方の健康とスポーツ活動を支えるために、「パワーテープ」の魅力や使い方をお客様に提案してまいりたいと考えています。