「牛角食べ放題」にブチギレていた妻を『焼肉きんぐ』に連れて行った結果 → 想定外すぎる感想に衝撃…!

先日、妻を初めて「牛角」の食べ放題に連れて行った。その結果、ブチギレてタタリ神みたいになった件についてはすでにお伝えした通り。妻の主張を要約するとこうなる。

「なぜ食べ放題なのに『牛角アイス』は1人1個なのか? 我にもっと『牛角アイス』を!」

そう、「牛角」はどの食べ放題コースを頼んでも、デザートは1人1個に限られているのだ。このままだとシシ神に命を吸い取られかねないため、私(あひるねこ)は妻を初めて「焼肉きんぐ」に連れて行くことにしたのである。

・王に謁見

今や国内トップクラスの人気焼肉チェーンとなった「焼肉きんぐ」。しかし、「牛角」と比べると店舗数が少ない上に、車じゃないと行きにくい場所にあることが多い。かく言う私も取材で2年前に一度体験したのが最初で最後だ。

今回はわざわざレンタカーを借り、約30分かけて都内の店舗を訪れた。3種類あるコースのうち、もっとも人気だという「きんぐコース」(税込3498円)を注文。平日でも店内はすでに満席である。

たしか2年前は「四大名物」というメニューがあったはずだが、久しぶりに来たらなんと「五大名物」に。名物が増殖している。で、個人的な感想としては、その名物の中でも……

『きんぐカルビ』と……

『花咲上ロース』、そして……

『壺漬けドラゴンハラミ』。

この3種のローテーションだけで十二分に戦えるような気がした。味はもちろん、それぞれに適度なエンタメ感があるのもいい。

「58品コース」の方が値段自体は安いものの(税込3058円)、「五大名物」が注文できないのでは「焼肉きんぐ」に来た意味が半減してしまう。それくらい充実したメニューであることを改めて実感した次第。

また、「牛角」が90分制ラストオーダー70分なのに対し、「焼肉きんぐ」は100分制ラストオーダー80分とやや時間が長い点も地味に嬉しいポイントではないか。食べ放題店における10分は、下界での30分に相当すると心得よ。

とはいえ、やることは変わらない。

片っ端から焼き、片っ端からカットしたら……

即座に口に放り込む。

この無限ループである。

いきなり冷麺を頼もうが構いやしない。

そして後半はデザートゾーンに突入。

「牛角」と違い……

「焼肉きんぐ」はデザートも食べ放題なのだ。

妻も見ると、むしろ焼肉よりもデザートに本気を出しているようである。ここを「スイパラ」か何かと勘違いしているのかもしれない。

食後の満足感は「牛角」とどちらが高いか尋ねたところ、「王が無双」と答えていた。どうやら「焼肉きんぐ」の圧勝と言いたいらしい。まあデザートも食べ放題だしね。しかしこの後、妻の口から想定外の感想が飛び出す。

「でも『牛角アイス』よりおいしいデザートがあったかというと、それはなかった。真の勝者は『牛角アイス』なのかもしれない

・意味不明

な、何ィィィィィィイイイイ!? 散々食べといてどういう結論なんだァァァァァァアアアア! まさかすぎる回答に思わず黒烏龍茶を吹きかけたが、冷静に考えると妻の言うことも一理あるような気もする。

「焼肉きんぐ」における『牛角アイス』的な存在だと思われる『やわもちアイス(黒蜜きなこ)』は私も食べたし……

なんなら『黒蜜きなこソフト』も食べた。

もちろんどちらもおいしかったが、『牛角アイス』に比類するかと聞かれると疑問が残るところ。似て非なるものというか。満塁ホームランの『牛角アイス』に対し、「焼肉きんぐ」のデザートはどれもよくて三塁打という印象である。

そう、つまり「牛角」は、デザートを1人1品に制限することによって、その威力を本来のポテンシャル以上まで高めることに成功しているのだ。瞬間最大風速で『牛角アイス』を上回るデザートメニューは、「焼肉きんぐ」には存在しないのかもしれない。

ただ、「牛角」が勝てるのはその一点のみで、あとはありとあらゆる面で「焼肉きんぐ」の完勝だと思われる。まさに王。妻もまた行きたいと言っていました。次回がまた2年後にならないことを祈るばかりです。

参考リンク:焼肉きんぐ

執筆:あひるねこ

Photo:RocketNews24.

2024/9/13 14:30

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