「アッコにおまかせ!」終了報道の波紋…和田アキ子の次に「退場危機」の司会タレント
日曜昼の長寿番組がついに来春終了の方向で調整が進められている、との報道が大きな波紋を広げている。10月に放送40年目を迎える「アッコにおまかせ!」(TBS系)だ。引き金になったのは、8月11日の「失言」。MCの和田アキ子がパリ五輪陸上女子やり投げで金メダルを獲得した北口榛花を「トドみたい」と発言したことだというのである。TBS関係者が言う。
「もともと局内では、この番組でキャリアを積んで重役に上り詰めた、和田の息がかかった擁護派と、継続反対派でニ分していました。ここ15年もの間、和田の言動は毎度のごとく物議を醸してきましたから。彼女のMC適性に眉をひそめる者は少なくありませんでした。スタッフはかつて生放送前、和田のために豪華な朝食を朝4時から作らなければならなかったり、帰り際に10人で見送るなど、完全な帝政が敷かれていました。現在、その食事は仕出し業者が作っていますが、いずれにしても和田を快く思わない一派からは忌み嫌われていた。そうした背景があるだけに、北口選手への言動を機に、打ち切り論が一気に浮上したのだと…」
芸能活動56年の大ベテランが地上波テレビから退場する見込みの中、もうひとり、ポジションが危ういタレントがいる。放送作家が語る。
「中山秀征です。彼も和田と同様、認知度の割に好感度がイマイチなタレント。得意の軽妙なトークで芸能界で生きながらえていますが、かつての若々しさが消えて『喋りすぎ』といった声が聞かれます。地上波のレギュラーは生放送の『シューイチ』(日本テレビ系)のみですが、彼もまた言動次第では、いつクビ切りの遡上に載せられてもおかしくありません」
そんな中山が世間からウザがられる瞬間があったという。
9月9日放送の「ぽかぽか」(フジテレビ系)では、夏休みをとっているハライチ・岩井勇気に代わり、中山が代打で登場した。岩井の相方・澤部佑、そして神田愛花と司会を張った。
ところが中山は、この日のゲストで書道家・武田双雲のトークをじっくり聞くどころか、矢継ぎ早に質問。
「いろんな仕事の依頼が多い NHKの大河ドラマ『天地人』もそうですけど、いろんなお酒であったり、食品でも多分、いろんなの書いてますよね、パッケージ」
そんな前振りの後に、
「書道って静の世界の気がするけど、かなり動なんです」
とウンチクを垂れるなど、マシンガントークを炸裂。自身も書道をやるだけに、喋りたくてしかたがなかったのだろう。普段は澤部が回しているトークコーナーだが、彼は同じ事務所の後輩ということもあり、なかなか割って入ることができなかった。
番組を見た視聴者からは案の定、「ちょっと黙ってて」「自分の話ばっかり」「ゲストに喋らせたれよ」「ゲストより知ったかぶり発揮してウザいなあ」などと、不満の声が続出。今後が心配になる。
(真野慎一)