フライパンひとつで素敵おうちディナーに!「鶏の白ワインビネガー煮込み」
こんにちわ、まいったねぇです。
最近の彼女は仕事が忙しいようで、朝は早出、夜は残業という毎日。
一緒に暮らしているはずなのに、気づくと一日でまともに交わした会話が「おはよう」と「おやすみ」ぐらいしかない日もあるくらい。
付き合いが長くなったり、同棲したりすると恋人との時間が非日常から日常へと変わりがち。すると、お互いの気持ちが忙しい毎日に埋もれてしまうこともありますよね。
そんなとき、私が準備するのが週末の「おうちディナー」です。
ディナーといってもコップに花を飾ってみたり、引き出しの奥からキャンドルを引っ張り出すだけで意外と雰囲気が変わるのです。
花やキャンドルとまではいかなくても、普段よりちょっと良いお酒を買ってみたり、少し凝った料理を作ってみるだけで、いつもはあっという間に過ぎてしまう時間が特別な時間に変わります。
今回はそんな「おうちディナー」にぴったりのレシピをご紹介します。
煮込めば旨みが凝縮!夏でも爽やかな鶏の白ワインビネガー煮込み
今回ご紹介するのは「鶏の白ワインビネガー煮込み」です。
白ワインビネガーというと、酸っぱそう! と思うかもしれませんが、実は煮詰めると尖った酸味が深い旨みやコクに変わるのです。
フライパンひとつで作れるのも嬉しいポイント!
鶏の旨みがたっぷり溶け出したソースはパンとも相性抜群です。
食べた後のお皿にはソース一滴残りません。
鶏の白ワインビネガー煮込みの作り方
【材料】
・鶏手羽元と鶏もも肉 1パックずつくらい
(鶏手羽元と鶏もも肉の割合はお好みで)
・ニンニク 5片
・白ワインビネガー 100ml
・トマト缶 1缶
・鶏ガラスープの素 小さじ1
・水 トマト缶の空き缶に1/3くらい
・塩 適量
・オリーブ油 適量
1.鶏肉にまんべんなく塩を振って擦りこみます。
2.フライパンにオリーブ油を引き、包丁の腹や手のひらで潰したニンニクを中火で焼き色がつくまで炒めます。
3.一度ニンニクを取り出して、鶏肉にも同じようにしっかりと焼き色をつけます。
【ポイント①】
鶏肉は煮込む前に一度焼いておくと旨みが逃げません。
4.焼き上がったら鶏肉も一度取り出して、フライパンに溜まった油を捨て、白ワインビネガーでフライパンの底をこそげます。
【ポイント②】
フライパンの底についたキツネ色の焦げ目は旨みの素になります。焦げつきを防ぐためにも、しっかりとこそげておきましょう。
5.フライパンに鶏肉とニンニクを戻して、中火で白ワインビネガーを煮詰めます。
【ポイント③】
白ワインビネガーは煮詰めることで酸味が飛び、旨みやコクだけが凝縮されます。
6.白ワインビネガーが煮詰まって汁気が少なくなってきたら、トマト缶と水を加えます。味見をしてみて「少し薄いかな?」と思うくらいに塩で味を調えて、弱火で蓋をしながら煮込みます。
【ポイント④】
トマト缶は一度ボウルなどにあけて、手で握り潰してから加えると煮汁に溶けやすくなります。潰すときは汁が飛び散りやすいのでご注意ください。
7.鶏肉に火が通り、煮汁にとろみがついてきたらできあがりです。
鶏肉はお酢の力でしっとりほろほろ。でも、尖った酸味はありません。
旨みやコクだけが凝縮された、おいしいソースをたっぷり絡めて召し上がれ!
白ワインビネガー煮込みにぴったり!ズッキーニのチーズ和え
【材料】
・ズッキーニ 1本
・溶けるチーズ 適量
・オリーブ油 適量
・塩 少々
1.ズッキーニは薄めの輪切りにします。
2.フライパンにオリーブ油を引いて、ズッキーニを炒めます。
3.ズッキーニに透明感が出てきたら、塩を振って少し控えめに味をつけます。
4.火を止めてチーズを振りかけ、余熱で溶かしながら和えたらできあがり。
ズッキーニの淡白な味わいは濃厚なチーズと相性抜群! さっぱりとした鶏の白ワインビネガー煮込みともよく合います。
いかがだったでしょうか?
煮込み料理=手間のかかる料理というイメージを持っている人も多いと思います。
でも、実際に作ってみると意外と簡単なのです。
たしかに少し時間はかかるけれど、私はふつふつと煮立つ音を聞きながら過ごす時間が大好きです。
煮上がった鶏肉の骨についたお肉まで、おいしそうに食べる彼女を見ると「作ってよかった!」と心の底から思うのです。
食べて、話して、もうお腹いっぱい!
ソースが一滴も残らない真っ白なお皿を前に「おいしかったね」と笑い合った時、あらためて一緒に食事をするということは時間を共有することなんだと実感しました。
この実感さえあれば、いくら日常や忙しさに気持ちが埋もれてしまっても何度だって掘り起こせる!
食べてすぐ、だらしなくベットに寝そべる彼女を横目にそんなことを思いました。
Text/まいったねぇ
初出:2016.07.15