「みんな幸せそうなのに、どうして私だけ…」尽きない悩みや不安。解放されるために自分にすべき、たった1つの「問い」とは
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私たちは、日々、なんらかの悩みを抱え、選択を強いられ、不安を感じながら生きています。
「仕事がうまくいかない」
「人間関係がうまくいかない」
「今の経済状況では、この先や老後が不安でたまらない」
など、人によって悩みは千差万別ですが、常に将来へ悩みや不安を抱えながら生きています。
どんなに頭が良くても、お金持ちでも、容姿端麗な人であっても、悩みや迷いや不安と無縁の人生は存在しないのです。
悩みや迷いや不安というのは、繰り返し湧き上がってきます。私たちは、それをなんとか解決しようと日々悪戦苦闘し続けて、生きています。運よくその悩みを切り抜けても、また次の悩みや迷いが押し寄せてくるのです。
そんな悩みや不安との付き合い方を、心理カウンセラーの岡部 愛さんにお話しいただく【後編】です。
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悩みから解放されるための「問い」とは?
この問いとは、私たち人間にとってもっとも根源的な問いです。人間は、生まれや育ち、その後の人とのたくさんの出会いによって、さまざまな人生を歩むことになります。その問いとは、「人間はいつか死ぬのになぜ生きるのか?」というもの。誰もが例外なく持っている運命。そのことを知っているのに、答えを出せないまま、常に努力し頑張り続けて、生きていることです。
戦争に巻き込まれている他国の情報や、不治の病で苦しんでいる人を、テレビやネットなどで見ると「なんて悲惨でかわいそうなの」と思ってしまいます。ですが、私たち自身もその人たちとなんら変わりない「同じ運命」を担っているのだと自覚しなければいけません。
この矛盾に満ちた現実を生きていかなければなりません。「やがて死ぬ」という問いにどんなに考えてもなかなか答えを見つけることはできません。ですが、この「問い」に目を向け始めると、その人の「悩みや不安」が、何故かどんどん解消されていきます。そして、自分自身の人生が違った意味合いを持ち始めるのです。
私たちもこの「やがて死ぬ」という問いを意識して、自分の心の中をよく見てみましょう。自分自身がやりたいこと、成し遂げたかったこと、生きがい、夢、大切にしたかったことを思い出してみましょう。そうすると、人生が違った意味を持ち始めます。
人それぞれ、人間関係や仕事などの「悩みや不安」を抱えています。ですが「やがて死ぬ」ということを考え始めると、人生の捉え方が大きく変わってくるのです。