ラブホ女子会を盛り上げるにはエロメンの出るAVが必要かもしれない

8月も最終日となりましたが、みなさん、どんな夏をお過ごしになられたでしょうか。わたしはママ友と大磯、別のママ友と真鶴、実の両親と息子とともに那須旅行、と母くさいイベントばかりでした。

子どもなんてあと何年旅行に付き合ってくれるかわからないから、今のうちに一緒にいろんな場所に行っておいたほうがいいと頭ではわかってはいるんですが、母活動ばかりはやっぱりちょっと寂しい。唯一フリーで遊んだのは、女友達に誘われて、千葉の某所にあるお城のようなラブホテルのプール付きの部屋に一泊という、ナイトプール女子会に参加したこと。半数以上が初対面というメンツにも関わらず、深夜までエロ話で盛り上がってめっちゃ楽しかったです。

ラブホテルでの女子会に参加するのは二度目です。が、一度目は正直、あまりいい思い出がない。というか、いまだにアレはなんだったのかという感想しかない。

初めてのラブホ女子会でゆゆしき事態に…

それはちょうどラブホ女子会というものは流行り始めたばかりの頃でした。仕事を通じて知り合った女性に「ラブホ女子会をするので参加しませんか」と誘われたのです。参加費は7000円かそこらと、ちょっと高かったけれども、断る理由もないし第一、楽しそうでもある。参加することにして当日。食べ物はホテルに用意されているというので、差し入れのシャンパンを片手に揚々と某ホテルへと乗り込んだ。

そしてチェックイン。すると主催者の女性がみんなでフロントにフードとドリンクを取りに行こうという。てっきりケータリングとかデパ地下の総菜を用意してあって、それが参加費に含まれていると思っていたのはわたしの勘違いで、参加費は単純に場所代だけで、フードというか、軽いスナック類とドリンクはホテルで無料提供されているもので賄うとのこと。そこに(わたし的にはゆゆしき)問題が。というのも、フリーで提供されているドリンクは、ノンアルしかないということです。

わたしの女友達は酒飲みばかりなので、ノンアルで女子会という世界線があるとは想像もしていなかった。まぁ、事前に確認しなかったわたしが悪いし、シャンパンが一本だけある。が、参加者は4名か5名くらいはいるし、さすがにひとりだけで飲むわけにもいかない。一応「シャンパンありますけど、飲みます?」と声を掛け、みんなでシェアすることになり……えーん。「アルコール飲みたい人は持ち込みで!」と事前にアナウンスがあれば、ワイン2本くらい持ち込んだのに!

酒飲みにとって「酒が足りない」という状況ほど切羽詰まったことはない。そこで「ちょっと買いにいってくる」とか「ルームサービスで頼んでいい?」といえないわたしも悪いんですが、なんせ主催者以外は全員初対面だし、なんなら主催者も顔を突き合わせるのは初めてで、つい遠慮してしまった。くりかえしますが、わかってます。自業自得です。でも~!

ラブホ女子会で得た学び

そんな状況のなか、突然主催者が「実は、彼氏がすっごい参加したがってたんですよ、今日」と謎の発言をかました。「参加してもいい? っていわれたんだけど」と参加者たちをチラチラ上目遣いで見ている。いやー、女子会に彼氏を連れてくるだけで非常識なのに、ラブホ女子会になんてありえないし、そもそも参加したいとかいう男、キモくないか。カップル間の慣れあいだったとしても、それを我々参加者に告げる必要あります?

とりあえず聞かなかったことにして、皆でなんとなく仕事の話やら、それぞれがどんな人となりなのか、趣味だとか好きなものだとか共通点を探りつつ、そこそこには盛り上がったけれど、その日の結論としてわたしが得たのは、おしゃべりだけで持つとか、一緒に泡風呂に入って盛り上がるとか、それくらいの親しき仲ではない女性たちとラブホ女子会をするには、エロメンの出てくるAVを観るとか、コスプレ衣装を用意して撮影会をするだとか、それなりに盛り上がる装置が必要だということです。

というわけで、今回もちょっと身構えて参加したわけですが、到着するなりプールで遊ぶ、というアトラクションがあったおかげもあって、すんなりと打ち解けることができてよかったし、参加者の女性たち全員がエロ寄りの人材っていうこともあって話題も尽きず、「いにしえの乱交パーティーには小僧寿しが用意されていたよね!」などと盛り上がりつつ、映えな写真も撮ったりして、良い夏の思い出となりました。遊んでくれた皆さま、ありがとうございました!

Text/大泉りか

2024/8/31 11:00

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