東京で沖縄そばを食べるならココに行け!都内で味わえる美味しい「沖縄そば」の店3選

●東京で沖縄そばを味わいたいならココに決まり! オススメの名店を3軒ご紹介します!

 突然ですが、筆者はたまに沖縄のソウルフード「沖縄そば」が無性に食べたくなります。

 ガッツリ食べごたえのある骨付きの豚肉(ソーキ)や豚バラ肉(ラフテー)と、あっさりしたカツオ出汁ベースのスープのコントラスト。ラーメンでもうどんでもない、素朴な小麦の味がする太麺。満足感がありつつ、なぜか食後感が軽い。そんな「沖縄そば」が気になって仕方がなくなる時があるんです。

 しかし、都内で「沖縄そば」を出すお店はたくさんあるわけでもありません。そこで普段から「美味しい沖縄そばの店があったら教えて」と周囲にタネを撒いて、せっせと情報を仕入れては食べてきました。

 そこで今回は、実際に筆者が訪れて、ぜひまたリピートしたい! と思ったお店を紹介していきましょう。

新宿の沖縄そば有名店『やんばる総本店』(新宿)

 まずは、都内でも有名な新宿の沖縄料理店からご紹介します。新宿アルタの裏にある『沖縄料理 やんばる総本店』です。

 この『やんばる』というお店、新宿で30年ほど前から営業しており、『沖縄そば やんばる新宿本店』と『沖縄食堂 やんばる二号店』という2つのお店がありました。しかし昨年(2023年)11月、この2つのお店が合体し、『沖縄料理 やんばる総本店』という名前で1つの店になって生まれ変わりました。

 まず、この店が入っているビルがとっても使い勝手がいい。1Fは沖縄そばや定食をサクッと食べられる券売機スタイルで、カウンターのみ(23席)となっています。2Fと3Fは泡盛などのお酒を楽しみながら沖縄料理をつまめる居酒屋スタイル(各62席)。一人でも大人数でも、またどんなシーンでも使えるので、知っておくと便利ですよ。

 さて、『やんばる』の沖縄そばメニューですが、専門店だけあって種類はかなり豊富です。筆者のイチオシはここの「ソーキそば」。ここの「ソーキ」は格別に美味しい。

「ソーキ」とは、豚のあばら肉(リブ)を醤油やみりん、砂糖などで甘辛く煮込んだもの。特に、リブといえば赤身とサシ、そして軟骨、髄までついている部分で、ただでさえ肉の旨みが濃い部位です。そして『やんばる』の「ソーキ」は、軟骨や髄まで、プルンと柔らかく、骨以外丸ごと食べられるのが特徴です。

 ソーキは大きくて麺を埋め尽くすようにドーンとのっています。見るからに肉々しい。濃い醤油と甘み。口の中でホロホロと崩れ、噛むほどに旨みが広がります。そして、肉の軟骨や髄まで柔らかくてプルンプルン。まさに理想のソーキ。

 また、もちろん沖縄そばのつゆもイイ。お店によって個性は異なりますが、ここのはカツオブシの出汁をしっかり感じるあっさりタイプ。そして、そばは、小麦とかんすいだけで練って作った太めのストレート麺です。

 スープは、最初は薄口でおとなしく感じますが、食べているうちにソーキから染み出すコクがつゆに溶け出して旨味が倍増してきます。麺もちゃ〜んとコシがあって、噛むほどに素朴な小麦の旨みを感じます。

「ソーキそば」は、肉・スープ・麺という3つの要素で構成されており、その1つ1つが重要で、かつバランスも非常に大事なわけですが、『やんばる』のそれは、そのバランスの優秀さという点で、文句のつけようのない一杯だと言えます。

●SHOP INFO

店名:沖縄料理 やんばる総本店

住:東京都新宿区新宿3-22-4モア新宿サンパークビル

TEL:03-3353-2028

営11:00-23:30(23:00LO)

休:無休

杉並区・阿佐ヶ谷の商店街で人気の『沖縄そば 青』

 続いて紹介するのは杉並区・阿佐ヶ谷のパール商店街にある美味しい沖縄そばのお店『沖縄そば 青』(以下、青)です。南阿佐ヶ谷に住む知人から「新しい店で沖縄そばの美味しい店がある」という情報をもらって行って以来、どハマリしています。

『青』の沖縄そばは、ラフテー(三枚肉)、ソーキ、さらにテビチ(豚足)をのせたバージョンがあります。写真は、ラフテーをのせた「沖縄そば」(中900円)です。

「沖縄そば」のスープは、豚骨味を感じる濃厚タイプで、そこに沖縄の製麺所で作っているという太くて歯応えの良い麺がよく合います。

 そしてトッピングのラフテーは、とろんとしていて柔らかく、脂部分もしっかりとありますが、くどさはなく、あっさりいただけます。

 ちなみに、ランチセット(1000円)はミニラフテー丼をつけることができ、ご飯とラフテーもとても美味。ぜひ、このミニ丼はセットで食べることをお勧めします。

●SHOP INFO

店名:沖縄そば 青

住:東京都杉並区阿佐谷北南1-33-5 パールセンター内 1F

TEL: 03-6454-6299

営:11:00〜20:00

休:無休

学生の街・江古田(練馬区)の『我達(ワッター)食堂』

 続いて紹介するのは、練馬区・江古田にある『我達(ワッター)食堂』です。すぐそばに日本大学芸術学部の校舎があり、学生たちにも人気の食堂です。

 ここでも各種の沖縄そばが楽しめます。写真は大人気の「ソーキそば」(880円)。豚、鶏、鰹をベースにとったスープに、豚のリブ肉を甘辛く煮込んだソーキが2つ、そして小麦とかんすいで作った麺がたっぷり入っています。

 こちらのソーキは、見た目は角煮のような形をしていますが、軟骨、髄まで柔らかく煮込んであって旨みが詰まっており、にも関わらず脂を削ぎ落としたような、さっぱりした味わいが特徴です。

 もう一つ、『我達食堂』の嬉しいポイントは、そばとセットで「スパムおにぎり」をプラス50円で付けることができること。炙ったスパムはカリッとジューシーで、沖縄そばのつゆとも相性抜群。とっても美味しいので、ぜひセットにすることをお勧めします。

 というわけで、都内の街に潜む“沖縄そばの美味しいお店”をまだまだ探索中。ぜひ、皆さんも美味しい沖縄そば情報を筆者に教えてください。

●SHOP INFO

店名:我達食堂

住:東京都練馬区小竹町1丁目55-5

TEL:03-5926-6336

営:11:00~23:00 (水のみ〜14:30)

休:無休

(撮影・文◎土原亜子)

2024/8/31 10:47

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