「荼」の読み方、わかる?「茶」と間違えないでね。昔の中国で使われていた文字らしい【漢字クイズ】

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本記事では意外と読めない漢字のクイズを出題します。本記事でご紹介するのは「荼」です。

【Q】漢検1級配当漢字「荼」。「荼」の「に」からはじまる3文字の訓読みは?

 

「荼」の読み方は?

お茶の「茶」と似ていますが、少し違います。

よ~く見てみてください。くさかんむりと余で構成されていますよ。

 

※「漢検」は公益財団法人 日本漢字能力検定協会の登録商標です。

出典(読み・配当級):『漢検要覧1/準1級対応』(公財)日本漢字能力検定協会

 

正解は……

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「にがな」です。

 

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【漢字解説】

「荼」を辞書で引くと以下のような解説が記載されています。

 

[字義]

①にがな。のげし。けしあざみ。山野・路傍に自生するキク科の多年草。花は春・夏ころに咲き、黄色で菊に似ている。

②おぎ(荻)の穂。

③つばな。ちがやの穂。

④あれくさ。雑草。

⑤くるしみ。また、害悪。

⑥しきもの。

⑦ゆるやか。

⑧茶。特に新茶をいう。

出典:新漢語林 第二版 大修館書店 電子辞書版

 

「荼」と「茶」の違い

唐の時代に書かれた『茶経』によると、茶を飲みはじめたのは神農氏という帝王です。百草を嘗(な)めて、毒か薬かを調べ、一日に70もの毒にあたったと伝わっています。この解毒に荼という植物が用いられたそうです。ただし、荼は現代でいう茶と同じものなのかは定かではありません。

 

また、中国において「茶」という漢字は8~9世紀まではなく、それまでは「荼」が代用されていました。荼とはニガナを指し、漢代以後に四川から長江流域、江南へと飲茶の習慣が広がるにつれ、この字に「ジャ(チャ)」の発音が与えられ使われていました。

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音読みでは、「荼毘(だび)にふす」「曼荼羅(まんだら)」の「荼(だ)」の漢字でもあります。こちらはどことなく、見覚えがあるのではないでしょうか。

 

 

※問題解説:オトナサローネ編集部

(意味や語源などは諸説ありますが、広く一般に知られているもので解説しています)

 

2024/8/29 1:00

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